警察に通報とか色々言ってましたが、東京の方ですか?

タイトルに深い意味はありません、コロコロ変わるはずでしたが、もはやずっとこのまんまかも。

すごく退屈していたので、界隈を舞台にした三文オペラを考えてみたよ

     

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 どうも、ヒマ人の大塚です! あまりにヒマなので、wikipediaの「スター・ウォーズ」のストーリーを下書きにして、界隈を舞台にした三文スペース・オペラを作ってみました。

 とはいえ「スター・ウォーズ」マニアでもなんでもないので、細かいところにはこだわりは一切ありません。コアなファンの方には、いろいろと物足りない箇所もあるかと思いますが、所詮はヒマ人の戯事なのでお許しください。

 

■登場人物

イケ=ハヤ  イケハヤランドを統治するインフルエンサーの王。
ネスレ卿   イケ=ハヤ側近のナンバーワン。コーヒーの転売で財をなした。
ブルゾン卿  イケ=ハヤ側近のナンバーツー。土下座が得意。

カツ芯太郎  反乱軍の精神的支柱。無類の映画ファンである。
蜂谷真一   反乱軍の特殊工作員。危なくなると毒を飲んで死ぬ。
ナオキイシイ かつて尊師側の一員として出産CFで戦果をあげるも、今は会社員として静かに暮らしている。

ショーダ・スカイウォーカー 終わらない自分探しの旅を続けるミニマリスト

とらべるじゃーな かつてイケ=ハヤを批判していた脱サラ系プロブロガー。現在は若手ブロガーの支援活動をおこなっている。
キック・スカイウォーカー エリート会社員時代のネスレ卿。年収は700万円だったと言われるが、その実態は闇に包まれている。

るっ=てぃ   プロ無職という名の自由人。スマホ1台でどこにでも行く。
はあちゅーばっか 自称作家。

 

■物語

 

 わりと最近、あちら界隈の意識高い系で……。

 

 公務員と会社員ががオワコンと呼ばれて久しい時代、かつて平和だった高知県嶺北地区はイケハヤランド(尊師軍)の圧政下にあった。そんな中、会社員を中心とした反乱軍のスパイが、尊師軍が占拠した現地の農業体験施設である、クラインガルテンもとやまの間取り図をダウンロードすることに成功した。イケハヤランドを統治する尊師のイケ=ハヤは、最も信頼を置く書生のネスレ卿に、間取り図の奪還と反乱軍の完全論破を命じる。

 

 一方、反乱軍の指導者の一人であるカツ芯太郎は、スターチャンネルで放映の往年の名作映画「灰とダイヤモンド」の録画途中だったが、録画用HDDの誤作動によって録画に失敗をしてしまう。激しい後悔の最中、カツは脱サラ系プロブロガーのとらべるじゃーなに助けを求めるべく、工作員の蜂谷真一に救援メッセージとガルテンの間取り図を託す。早速、蜂谷は久里浜港から東京湾フェリーに乗船して、じゃーなの住む鋸山へと向かった。

 

 東京湾フェリーに乗った蜂谷は、千葉の港町である金谷に到着した。フェリー乗り場の建物を出るやいなや、現地のフリーランスたちに囲まれた蜂谷だが、通りがかりのナオキイシイとその友人であるショーダ・スカイウォーカーが、フリーランスたちにアイスを配る隙をみてその場を脱出する。ナオキイシイの自宅で歓待された蜂谷は、ふとした拍子にガルテンの間取り図を彼らに見せてしまう。そのため蜂谷は、夜中にイシイ家をこっそりと抜け出して、大急ぎでじゃーなに間取り図を届けようと試みるが、後を追ってきたショーダとともに、尊師軍傘下の「まるも」のフリーランス勢の襲撃に遭ってしまう。絶体絶命の危機に陥る二人だったが、近所に住むという旅ブロガーになんとか助けられる。

 

 その旅ブロガーこそが、名を変えて隠遁していた脱サラ系プロブロガーのとらべるじゃーな本人であった。じゃーなはショーダらを鋸山の自宅へ招くと、ショーダに彼とは全く無関係のブロガー、キック・スカイウォーカー愛用のmacbookAirを渡し、自分とキックとブログのこと、そしてアフィリエイターを裏切り多くのコーヒーを転売したかつての弟子、ネスレ卿の過去を話しだした。そしてカツの救援メッセージを受け、「灰とダイヤモンド」の代わりに自身のお薦め映画である「2001年宇宙の旅」をダビングして渡そうとするが、ショーダは「STOP映画泥棒!」と、受け取りを拒否するどころか、じゃーなをTOHOシネマズに突き出そうとする。

 

 TOHOシネマズに向かう途中、ショーダは自分たちを襲撃した、まるものフリーランス勢力が、コーヒーの転売がばれたためにアドセンスを停止されて苦しむ姿を目にする。盟友イシイの危機を察知してイシイ家へ駆け戻るが、時は既に遅くイシイはユーチューバー時代の動画が会社に見つかり社会的に抹殺され、SNSのアカウントも凍結されていた。もはや金谷に留まる理由を無くしたショーダは、キックのようにアフィリエイターになることを誓って、香川のヨッセンスクールで修行することを決意。ショーダとじゃーなは、バスタ新宿でプロ無職のるっ=てぃと自称作家のはあちゅーばっかと知り合い、彼らとともに深夜バスのドリーム高松号で、ヨッセンスクールのある香川県へ向かった。

 

 同じ頃、尊師軍に包囲されていたカツは、執拗なクソリプにも頑強に抵抗していた。業を煮やしたイケハヤ書生2号のブルゾン卿は、反乱軍の大塚の実年齢を吐かねば、Tik-Tokで土下座をしてでもスポンサーを募るぞと脅し、カツはやむなく既に放棄された出産クラウドファンディングのpolcaの存在を教える。だが、ブルゾン卿は見せしめとして出産クラウドファンディングのプロジェクトをキャンプファイアーのお問い合わせフォームから運営にチクってしまい、カツは尊師軍の手によってガルテンに連れ去られる。

 

 その瞬間、ドリーム高松号の車内でショーダにWordPressの設定を教えていたじゃーなは、twitterのタイムライン上に異常な乱れが起きたのを感じた。なんと、彼らが到着した時には、既にヨッセンスクールは憧れのカナダに移転していたのだ。挙げ句、付近にあったうどん屋のうどんを「ここはうどん県だから無料」と勘違いしたショーダのせいで、無銭飲食の罪によって捕らえられてしまう。

 

 ショーダたちはドリーム高松号の運転士の制服を奪い、バスの運転士に変装してなんとか香川県を脱出する。同時に、蜂谷にクラインガルテンもとやまの担当者へ問い合わせをさせて、ガルテンの契約が最大3年で切れることを知ると、じゃーなは一人で、契約を一刻も早く打ち切るために高知県の本山町へと向かう。その後も、蜂谷のクソリプによって、カツがガルテンに監禁されている事も分かり、ショーダもるっ=てぃとはあちゅーばっかを説得し救出のため高知県に向かう。尊師軍の手先であるブロガーズギルドからの攻撃を受けながらも、三人はカツの救出に成功してドリーム高松号へと急いだ。

 

 一方、役場でガルテンの契約を打ち切ったじゃーなは、ドリーム高松号の目前でかつての弟子であるネスレ卿に行く手を阻まれ、ひとまず名刺を交換する。その隙にドリーム高松号の車内へ乗り込んだショーダたちを見届けたじゃーなは、突然、何かを悟ったかのようにtwitterアカウントを休止させる。ネスレ卿のtwitterアカウントがじゃーなのツイートをリツイートしようとした矢先に、じゃーなの元ツイは消滅したのだった。

 

 ブルゾン卿の追撃も振り切って、ドリーム高松号はカツの案内により、反乱軍の基地である栃木県足利市のはま寿司1号店へとたどり着く。ガルテンの間取り図からは「一家5人にしては狭い」という構造上の弱点が判明し、新居建築のための融資を拒否することで、イケ=ハヤのプライドを破壊する作戦が立案される。その頃、ドリーム高松号に追跡装置を仕掛けておいたイケ=ハヤは、足利にあるはま寿司1号店の存在を突き止め、インフルエンサーの圧倒的な影響力をもって、店ごと彼らを炎上させようと企てる。ショーダは反乱軍のBloggerWatchdog中隊に加わり、ミニマリストとして戦場へ向かうが、寿司を食べ終わったるっ=てぃとはあちゅうばっかは、早々にはま寿司を立ち去ってしまった。

 

 残された高知県の地銀マンたちは、果敢にイケ=ハヤへの融資を拒むも、そもそも概念であるイケ=ハヤへの攻撃は困難を極め、逆にイケ=ハヤ自らが銀行の始業前に駐車場で実施するVoicyによって、次々とオワコンにされてしまった。遂に最後の融資担当となったショーダは、内なる声に従いソーシャル与信に惑わされず、リアル与信の有無により融資を断ろうと決意。しかし、背後から迫ってきたネスレ卿によって、ブログの独自ドメインを失い、SNSアカウントも凍結させられて絶体絶命……と、思われたその時、仙台の変態ブロガーかっつーが出現し、無意味な正拳突き一万回を繰り出して、イケ=ハヤともども宇宙の藻屑と消えた。

 

 ショーダ、るっ=てぃ、はあちゅうばっかの3人は、反乱軍のサラリーマン一同の前でカツから「なんでお前らが助けに来てんだよ!」と、名誉ある拳骨を授与されたのだった。