どうも、今夜もヒマ人の大塚です！ 昨晩はあまりにヒマだったので、wikipediaの「スター・ウォーズ」のストーリーを下書きにして、界隈を舞台にした三文スペース・オペラを作ってみました。今夜も引き続きヒマなので、その続編を作ってみました。
とはいえ、昨日の言いましたけど「スター・ウォーズ」マニアでもなんでもないので、細かいところにはこだわりは一切ありません。コアなファンの方には、いろいろと物足りない箇所もあるかと思いますが、所詮はヒマ人の戯事なのでお許しください。
■登場人物
イケ＝ハヤ イケハヤランドを統治するインフルエンサーの王。
ネスレ卿 イケ＝ハヤ側近のナンバーワン。コーヒーの転売で財をなした。
ブルゾン卿 イケ＝ハヤ側近のナンバーツー。土下座が得意。
がんそん提督 ネスレ卿の側近。筋トレが好きな煽り系キャラ。
カツ芯太郎 反乱軍の精神的支柱。無類の映画ファンである。
蜂谷真一 反乱軍の特殊工作員。危なくなると毒を飲んで死ぬ。
BloggerWatchdog将軍 反乱軍を率いる将校。舐めてかかるとおっかない系。
ショーダ・スカイウォーカー 終わらない自分探しの旅を続けるミニマリスト。
とらべるじゃーな かつてイケ＝ハヤを批判していた脱サラ系プロブロガー。現在は若手ブロガーの支援活動をおこなっている。
キック・スカイウォーカー エリート会社員時代のネスレ卿。年収は700万円だったと言われるが、その実態は闇に包まれている。
るっ=てぃ プロ無職という名の自由人。スマホ１台でどこにでも行く。
はあちゅーばっか 自称作家。
あんちゃ・ザ・ハット 遊びすぎて狂ってしまった元OLの化身。
みやも 元ラッパーの画家。酒癖があまりよろしくない。
■物語
わりと最近、あちら界隈の意識高い系で….。
嶺北の戦いから3年。クラインガルテンもとやまを反乱会社員軍（反乱軍）に奪回されたイケハヤランド（尊師軍）の反撃は激烈を極めた。反乱軍は尊師軍により奪回したはずのガルテンから再び撤退を余儀なくされ、避難先として急遽はてなブログに「はまはまイート」を開設したのである。ネスレ卿は反乱軍、そしてショーダ・スカイウォーカー捜索するため、罠であるオンラインサロンをブロガーズギルドを利用して大量に立ち上げていた。
ブロガーズギルドとは無関係の「はてな」にも、一つのオンラインサロンがブログに擬態して開設された。その頃、ショーダとるっ=てぃは、スマホ1台でパトロールを行うのが日課となっていた。ショーダはある日のパトロール中に、そのオンラインサロンを発見し参加しようと試みたが、医者に扮したアフィリエイトの怪物であるゴリラに襲われ気を失ってしまう。
ショーダよりも一足先に「はまはまイート」に戻ったるっ=てぃは、司令官のBloggerWathdog将軍に、近く反乱軍を離れてあんちゃ・ザ・ハットに金を返しに行きたいと告げる。それを聞いていたカツ芯太郎は、それなら今すぐ出ていくように説得するが、それはなぜか失敗に終わる。「はまはまイート」にしばらく居座ることを認められたるっ=てぃは、その代わりとしてまだ戻っていないショーダの捜索を命じられる。
ゴリラの棲み家に囚われていたショーダは、ソーシャル与信とハナオートを使って棲み家からの脱出に成功するが、あいにく通勤ラッシュの時間帯と重なったために、逃走中の満員電車の中で消耗してしまう。が、そこにtwitterアカウントを復活させたとらべるじゃーなの「旅行部」が現れて、ショーダに青山のギャラリーへ行き元・ラッパーで今は画家のみやもからブログを学ぶよう告げる。幸運にもショーダはその直後に、るっ=てぃに救出されて無事に「はまはまイート」に帰還した。
数日後、工作員の蜂谷から不審なサロンを発見したとの通報を受けたるっ=てぃとはあちゅーばっかは、そのサロンの調査を行い尊師軍が運営するブロガーズギルド傘下のサロンだと突き止める。報告を受けたBloggerWatchdog将軍は尊師軍に「はまはまイート」の存在が察知されたことを悟り、すぐさま「はまはまイート」の全記事に削除命令を出した。
同じ頃、ネスレ卿率いる尊師軍は反乱軍を一網打尽にする協力なオンラインサロン「キックサロン」の準備を急いでいたが、ブルゾン卿のmacbookAirの故障で作業が一時的にストップしてしまい、結果として「はまはまイート」のWordPress移行を許してしまう。激怒したネスレ卿は失態を犯したブルゾン卿のアドセンスを停止にし、その場でがんそんを新提督に任命し、「ガンガンサロン」による煽り攻撃で「はまはまイート」を炎上させるよう命じる。
反乱軍は常識論で炎上を抑えるために、社会経験の豊富な兼業ブロガー部隊で必死に応戦を試みるが、「常識は宗教」一点張りのがんそんには歯が立たず、遂には「はま寿司＠コラ」アカウントはブロックされてしまう。ドリーム高松号を修理していたるっ=てぃとはあちゅーばっかは、ドリーム高松号に慌てて乗り込むと、カツを置き去りにして「はまはまイート」から脱出。そして別ルートで脱出に成功したショーダも、炎上が収束した頃合いをみて半蔵門線に乗ると、じゃーなの言葉に従い青山のギャラリーへ向かう。
るっ=てぃたちを乗せて危機を脱出したはずのドリーム高松号だったが、執拗な尊師軍の追撃を受け、るっ=てぃはスマホ１台での脱出を試みるが、充電が不十分であったため失敗。機転を利かせたはあちゅうばっかにより、ドリーム高松号は付近にあるauショップに逃げ込み何とか尊師軍の追っ手を振り切る。スマホの充電を行う中で、るっ=てぃとはあちゅーばっかは急速に距離を縮めていく。しかし、逃げ込んだauショップは近所の老人クレーマーの巣であることが判明し、るっ=てぃたちは騒動に巻き込まれる寸前に逃げ出すことにした。
一方、ネスレ卿はドリーム高松号を取り逃がした部下のがんそん提督に対し、苛立ちと不信感をあらわにしつつも眠いので昼寝をしていた。だが、空気を読めないがんそん提督はその昼寝をも妨げる。怒るネスレ卿に対しがんそん提督は、満面の笑みを浮かべて「イケ=ハヤ尊師がお呼びです」と意外なことを告げる。そう、かっつーの正拳突き１万回で宇宙も藻屑と消えたはずのイケ=ハヤは生きていたのだ。ネスレ卿の前に現れたイケ=ハヤは、自らの住宅資金の融資を却下したとらべるじゃーなの弟子が、界隈のソーシャル与信に混乱を巻き起こしていると告げた。それを聞いてネスレ卿はイケ=ハヤに、ショーダをアフィリエイトの暗黒面に引き込むか、それを拒むならメルカリで転売すると申し出る。
半蔵門線の表参道駅で下車したショーダだったが、降り立った青山はおしゃれな店だらけで、とてもコミュ障が住めるような街ではなかった。そんな折に突如として現れたギョロ目の男は、ホームレスにイタズラをしたり、お酒を飲みすぎるなどしてショーダを困らせるが、この男こそがショーダの探している元ラッパーの画家、みやもであった。ショーダを試していたみやもは、年齢をとりすぎており、我慢強さもないショーダの指導をためらうが、じゃーなの説得により仕方なくブログの指導を始める。しかし、ブロガーとしての意識が低いショーダは、アフィリエイトの発生を完全に信じきることが出来ず、収入は思うように上がらなかった。
ある日、ショーダはみやもの「自分は岡本太郎を超える」という暴言に耐えかねて、近くにある岡本太郎記念館へと赴き、売店で岡本太郎グッズを買い漁ると、その大半をメルカリに出品し始める。１つだけ自分用に残しておいたガチャガチャのカプセルを開けると、中から現れたのは「太陽の塔」、即ち己の暗黒面の象徴にショーダは戦慄する。
オンラインサロンの遅々として進まぬ作戦に業を煮やしたネスレ卿は、PVマフィアを始めとする界隈の腕利きたちを呼び寄せ、アフィリエイト報酬を与える代わりにドリーム高松号を見つけ出すよう命じていた。るっ=てぃは、何度となく尊師軍に発見されながらもそのたびにSEOの検索範囲外に逃れ、渡辺将基が編集長を務める新R25がある渋谷のサイバーエージェントに向かう。しかし、NPO法人ひとまきの矢野大地が乗るキャンピングカーが、不気味にその後を追跡していくのだった。
渋谷に到着したるっ=てぃたちは新R25の取材を受ける。しかし渡辺はイケハヤランドの独占取材許可と引き換えに、ネスレ卿に彼らを売り渡してしまう。るっ=てぃたちの危機を予知したショーダは、みやもとじゃーなの制止を振り切って渋谷へ向かう。その動きを知ったネスレ卿も、ショーダの捕獲・移送の手段として断食させることを画策、るっ=てぃはその実験台とされてしまう。渋谷に到着したショーダは断食途中のるっ=てぃたちを発見し、ネスレ卿と対決することになるが、転売してもなお余るほど大量のコーヒー豆に翻弄されてしまう。
浅煎りから深煎り、更に水出しコーヒーまで、ネスレ卿の手法を変えての数々の試飲攻撃の前に、ショーダはカップを持つ右手が腱鞘炎になってしまう。満身創痍のショーダに対して、アフィリエイトの暗黒面に誘うネスレ卿は、トドメとばかりに自分の貯金が1000万円だという衝撃の事実を告げる。だが、暗黒面への誘いを拒否したショーダは、それと同時に唯一の内定すら辞退して自宅に引き篭もる決意を固める。
