警察に通報とか色々言ってましたが、東京の方ですか?

タイトルに深い意味はありません、コロコロ変わるはずでしたが、もはやずっとこのまんまかも。

キックさんの思い出

※画像に深い意味はありません…。

 キックさんがTwitterランドから姿を消してから、もう2年の月日が流れようとしています。当初は「どうせすぐに復活するでしょ」と、イキりんの発作と同様に捉えていたのですが、まさかここまでの長期離脱になるとは予想外でした。というわけで、サンガーノ研究にも飽きた今、キックさんとの思い出を振り返りつつ、ちょっとだけああだこうだと語ってみることにいたしました。よろしければ、最後までお付き合いください。

 さて、私とキックさんのファーストコンタクトは、実は結構古くて2018年の6月まで遡ります。キックさんのこのツイートがきっかけでした。

 それは「イノベーション」ではなくて「リノベーション」だろっ! と、当時はまだ日本語原理主義者の看板を掲げていた私がツッコミを入れたのです。

 この当時から、私はイケハヤ門下生ということで、キックさんに対しては批判的なスタンスでおりましたが、当のキックさんはまだ私のことを嫌ってはいなかったようです。

 そんな縁(?)もあってか、キックさん活動初期のスマッシュヒット企画でもある「アンチ対談」にも誘われたのですが、丁重にお断りをさせていただいたなんてことも。

 この一件では「逃げやがったぞ、大塚。ダセぇ!」といったご意見やご感想を持たれた方もいらっしゃるかも知れませんが、意見を異にする二者の対談記事を第三者が中立な立場で書くというならともかく、一方の当事者であるキックさんが書くということで、到底フェアな記事は期待できなかったから、というのが真相です。まあ、そもそも「対立する相手のブログ記事のネタをなぜ、私が我が身の危険を冒してまで提供せねばならんのじゃ」という気持ちもありましたし。

 余談にはなりますが、このアンチ企画の第二弾でキックさんは、対談相手であるとらべるじゃーなさんの奢りで、目白の高級ホテルに同宿したのですが、ホテル側が用意した部屋が「ハリウッドツイン・ルーム」だったのは、今思い出しても笑いが止まりません。 

 そんなこんなで、キックさんとは2019年の3月頃まで、良き引用RT相手として関係を続けていたのですが、突如このような物騒な予告とともにキックさんは私をブロックしてしまったのでした。

 喧嘩を買う気満々だった私としては(嘘)、このブロックは非常に残念だったのですが、Twitter上でのやり取りが出来なくても私なりの感想はお届けできるし、お届けしなけれなという思いから、首を長くしてそのnoteの公開を待ちました。そして、発表されたのがこちらの記事です。

 この内容について今さら掘り返してどうのこうの語るのは、本稿の趣旨ではないので割愛させていただきますが、興味のある方は私が当時note上で公開した反論と比較してご覧ください(ちなみに私の原稿は、界隈系インフルエンサーの炎上芸の本質を突いた、なかなかの良記事だと自負しております)。

 これ以後、キックさんはビジネスの軸足をSNSからリアルに置き換えられたようで、その姿をTwitterで拝見する頻度はめっきり減ったように思います。キックさんは何故、Twitterからフェイドアウトしなければならなかったのでしょうか。

 勿論、真相はキックさんご本人しかわかりません。昔から「便りがないのは無事な証拠」と言いますし、何らかの形でキックさんがビジネスを続けており、ご家族とも楽しい生活を過ごされているに違いありません。

 ただ、あれだけ情熱を注いでいたブログやSNSといったプラットホームからの発信をどうして成功に繋げられらなかったのか。これについては引き続き、元ウォッチャーの立場から考えていきたいなと思います(成功に繋がらなかったというのも多分に私の主観でしかないという失礼は承知の上で)。 

 というわけで、コロナが収まればキックさん念願の「家族四人での世界一周の旅」が実現することを祈りつつ、今回はこの辺で筆を置かせていただくとしましょう。機会(やる気)があれば、続きはまた。

サンガーノ・クロニクル 5 〜クラウドファンディング、そしてホームレスとの邂逅〜

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 ▲サンガーノの初期代表作は、とある人物との運命的な出会いがきっかけだった。

■"アーティスト"として初めて挑んだクラウドファンディング

 サンガーノ、自由と優しさを求め続けた自己愛の画家。技術や技巧に頼らない本能だけのアート「新自由表現主義」の旗手は、どこからやって来て、そしてどこへと向かうのだろうか。サンガーノの芸術の本質に迫る本稿、第五回はサンガーノの初期代表作ともいえる「World peace is from family」の誕生にまつわる出来事にスポットを当ててみたい。

■念願の個展開催、そのためには膨大な資金が必要だったーー

 2018年2月、サンガーノは「ハイパーリバ邸」設立時以来のクラウドファンディングに挑戦した。「ラッパーを2ヶ月で諦めた無名の画家 宮森はやとの年間サポーターを募りたい」と題したそのクラウドファンディングは、一見すると単に生活費を工面するためだけの、およそクラウドファンディングの趣旨とは異なるもののように思われたが、その企画書にサンガーノは自らの思いをこう綴っていた。

ぼくは普通の画家では終わりたくないのです。もっと社会を面白くするようなエンターテイメント性のある画家になりたいと思っています。

そのためにもぼくはもっと大きなキャンバスで作品を描いていきたいですし、立地のいいギャラリーで個展をしてみたいのです。

その為には資金が必要です。

 サンガーノは個展の開催を目論んでいた。いくら、界隈のインフルエンサーを相手に作品を高値で売り捌いていたとはいえ、それだけの売上では到底生活できない。広く世間に自らの存在と作品を知ってもらい、販路を拡大していくことこそが今後のアーティスト活動の肝要だと考えていたのだ。

 そのクラウドファンディングで目標額に設定したのは50万円。ハイパーリバ邸のクラウドファンディングでは200万円近い額を集めたサンガーノにしては弱気な設定だが、今回は支援者へのリターンも気持ちばかりのものでしかなく、どちらかといえばサンガーノ個人への寄付的な要素が強かった。「このクラウドファンディングは失敗する」と、企画を目にした多くの人が感じたのも当然のことだった。

■支援者たちを試すようなクラウドファンディング大義はあったのか?

 それ以前に、実はこのクラウドファンディング、事実関係を丁寧に掘り下げてみると、個展の開催という口実は実は後付けで、実際はエゴサで見つけた外野の批判に憤慨し、その場の怒りに任せて思い立っただけという非常に短絡的なものであった。そのためか、本格的な支援募集開始の前からアンチの注目が集まっており、可燃性の高い危険な挑戦とも目されていた。

 広瀬すずに絵を飾ってもらうのために、なぜ資金がもっと必要なのかという謎理論はさておき「ぼくに対する応援が単なる口だけなのか、本当の応援なのかここで証明」するために、クラウドファンディングでお金を集めてみせるという行為が、「支援者たちの気持ちを金で試す」という危なっかしい側面も孕んでいたことには、おそらくサンガーノ自身は気付いていないと思われていた。

 早速、その危うさを辛口コメントの手強いコンサルとして知られるハットリ氏に指摘されたわけだが、それに対してのサンガーノのリアクションが実に興味深い。

 クラウドファンディングのきっかけとなったツイートをした渡氏も、クラウドファンディングの動機の危うさを指摘したハットリ氏も、第三者から見れば同じベクトルで物を申しているだけなのだが、サンガーノは渡氏には激怒し、ハットリ氏には謝辞を述べているのだ。しかもハットリ氏への謝辞の理由は「ラインの田端さんなどに言及してるから」という実に他愛ないもの。

 これは、ああ見えて実はブランドや権威性といったものに弱い、サンガーノの人間臭さを如実に象徴したエピソードだと研究者の間では当時かなり注目されたやり取りである。自由を愛する人サンガーノが、唯一自由になれなかった部分があるとすれば、それは権威性という呪縛からではなかろうかという当時の仮説は、現在ではかなり有力な説と見做されている。

クラウドファンディグへの批判、そして画家として初めてのスランプ

 基本的には常に前向きでポジティブな性格のサンガーノだったが、怒りに任せた自身の行動に対する批判はさすがに堪えたのだろうか。以後は、自責の念に耐えかねて酒に逃げる日々の様子がツイートでも見てとれる。

 ツイートだけでなく、この当時は作品にもサンガーノの迷いや後悔の念が色濃く反映されており、画家として初めての「スランプ」のような時期だったとも言える。

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▲1月23日発表の「チルドレン」は、後に「一人称なのでチルドレンじゃなくてチャイルドでした!」と訂正するも、「それは一人称ではなく単数形だ!」との声多数。

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▲2月10日発表の「クラウドファンディングへの思い」」は、作品の核ともいうべき「C」の時が細く頼りない。サンガーノの作品としては小さくまとまった印象だが、これはまだクラウドファンディングへの迷いがあった証拠であろう。 

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▲クラファン開始翌日の2月15日に発表された「ぼくは暗闇の中をジャンプする」は、クラウドファンディングに挑戦するサンガーノ自身の姿がモチーフとされる。覚悟を決めて闇に飛び込む男の姿に本来の力強さが復活した。

■好調な滑り出し、そして急激なブレーキ

 話をクラウドファンディングに戻したい。さて、そのクラウドファンディングが立ち上がったのは2018年2月14日のこと。そこから数日はいわゆる界隈の常連からの支援が立て続けに舞い込み、クラウドファンディングは成功へ向け順調な立ち上がりを見せていた。この当時の心境をサンガーノは経過報告とともにこう述べている。

 クラウドファンディング期間中は、ツイートがクラウドファンディングの話題オンリーになるサンガーノの習性は、この当時から早くも見られていた。以後、クラウドファンディングに関するツイートが井原西鶴の矢数俳諧の如く連投されてゆく。

 クラウドファンディングの期限は12日後の2月26日に設定されていたが、サンガーノは開始2日で早くも目標の4割を超える支援を受けていたことになる。傍目にはこのまま順調に推移していくのではないかと思われた支援額だったが、界隈からのご祝儀モードが落ち着くと、その勢いは残酷なほどにピタリと止まってしまった。

 この急ブレーキには、さすがのサンガーノも危機感を覚えたようだった。感謝の言葉にも心や熱といったものが感じられない。また、同じ頃にはクラウドファンディング失敗を前提としたこんな言い訳じみたなツイートすら残していたのだ。

 この時点に於いては「もはやここまで、大勢は決した」と、一部のアンチは思ったかも知れない。ところが、サンガーノはこの窮地に際しても、起死回生の一発を放つべく準備に余念が無かったのである。

■窮地で息を吹き返すサンガーノ。それは偶然、それとも必然?

 それがこの乾坤一擲の秘策を予告するツイートだった。これだけを読むと、単にクラウドファンディング失敗に際しての、敗戦の弁を執筆中なのかとも思えてしまうが、この数日前、サンガーノは実に思わせぶりなツイートを残していた。

 日付も同じ上に、野外で同じ黒いトップスと&Co.の緑のキャップを被っていることから、この2つのツイートには関連性があると考えられる。

 先にも述べたが、クラウドファンディングの期間中に、サンガーノクラウドファンディングと無関係のツイートをするのは実に稀なことである。だがこの一見してクラウドファンディングとは無関係なツイートこそが、クラウドファンディング期限3日前の2月23日に投下された、次のブログ記事への伏線だった。

※この記事は旧ブログ閉鎖に際しても削除されずにnoteに移行された記事なので、全文は下記にて閲覧することが可能。ぜひ、目を通していただきたい。

note.com

 要約すれば、香取慎吾が段ボールに絵を描いたという話に触発され、自身も段ボールに絵を描きたくなり、短絡的に「段ボール=ホームレス」という発想に陥って、代々木公園にホームレス探しに出かけてみたら、偶然にも気のいいおっちゃんと知り合って、譲ってもらった段ボールに絵を描いたら、なんか知らんけど感動の話になりましたよ、というもの。

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「World peace is from family(世界平和は家族から)」という名の作品は、サンガーノ曰く「マザー・テレサ」の影響が色濃く反映されているとのこと。

 事実だけを切り取ってみれば、大した話でもないエピソードだが、この記事は同時に発表された作品とともに、界隈の枠を超える勢いで共感の和を広げ、ついにはサンガーノが師と仰ぐ家入一真氏からもスーパーサポーター(36,000円)枠での支援が寄せられるほどの一大ムーブメントとなる。

 その勢いのまま、記事投稿翌日の2月24日には、期限の2日前にして目標である50万円に支援額が到達。サンガーノの人生2度目、画家としては初のクラウドファンディングは、見事にサクセスしたのである。

■ホームレスアートとは単なる一枚の絵では終わらない壮大なスケールの芸術品である

 クラウドファンディングを成功に導いたホームレスアート。果たして、これはサンガーノが意図的に絶妙なタイミングで放った計画的なものだったのだろうか。それとも、ウエダさんとの邂逅を虚心坦懐に作品として表したが故の真の奇跡だったのだろうか。

 このことについては、研究者の間でも意見は二分されているが、筆者は「思いつきで実行した作戦が、必要以上の成功(奇跡)を生み出した」という意味に於いて、やや後者寄りではないかと解釈している。

 サンガーノの初期代表作「World peace is from family(世界平和は家族から)」は、単なる絵画作品ではなく、ウエダさんとの出会い、そして段ボールに描いた絵、クラウドファンディングの成功、エピソードを記したブログ記事、これら一連の流れすべてを作品と見なした、所謂「プロセスアート」と評価すべきなのだ。

 その後、豊富な資金を背景に、画材(特に絵の具)への心配がなくなったサンガーノが、バスキアの王冠マークを捨てて、本格的に抽象画家への道を歩みだしたのは前回の稿に述べた通り。次回からは抽象画家としての初期代表作「evergreen」を中心とした「緑の時代」に焦点をあててみたい。

 最後に、このクラウドファンディング成功後のサンガーノが発表したデータ、これが実に興味深いものだったので、紹介しておく。

引退ィィィィィィィイイイイイイイイイイ!!!!!!!!(隠居芸人さん調で)

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 というわけで、このたびTwitterを引退した大塚です。

 これまでも、サンガーノ画伯のクラファンや、はまコラさんのバズ、るってぃ師匠のフォトブック完成などに己の進退を賭してきたわけですが、よもや自らの年齢詐称疑惑に足をすくわれるとは(「足元をすくわれる」は誤用なので注意!)。

 実は、そうは言いつつも批評家集団という設定を逆手にとって「大塚α」のみ引退でお茶を濁す、あるいは「地名としての大塚」として再起するなど、小賢しい言い訳も用意していたのですが、それもこれもすべてまつはしさんにはお目通しだったようでして…。

 文字通りの四面楚歌、八方塞がりとなり、万事休すとなった次第でございます。でもまあ、昨今のTwitter事情に鑑みれば、私のような芸風のアカウントが大した理由もなく引退をしてしまうと、はあちゅう女史や福永弁護士のスラップ訴訟に負けたと誤解されても仕方のないところですが、賭けに負けたんだったら胸を張って堂々と引退宣言もできるというもの。そう考えると幸せな幕引きだったのかも知れません。

 今後については、別段深い考えがあって引退したわけでもないので、何も考えてはいないのですが、カラーひよこさん主催のC-1グランプリ3連覇中の絶対王者の義務として、この企画にだけは継続参戦してまいりたい所存ではございます。故にこのブログはまだ閉鎖するつもりはございません(ただ、サガクロの続編はどうだろうか…)。

 Twitterのアカウントも削除はしないので、当面はROM専(←こういうのが20代っぽくない発言!)として界隈ウォッチは続けていくつもりです。もしかすると、思うところをこのブログにて吐露することはあるのかも知れません。

 Twitterへの復帰についても、金輪際ありえないとするのも野暮なんで、いくつかの無理筋な条件をつけてみて、それが実現するかしないかニヤニヤしてみたいと思っています。

  • キックさんの完全復活
  • るってぃ師匠のフォトブック完成
  • サンガーノ画伯のNY個展開催
  • しゅうへいの借金完済
  • ヨスさんのカナダ移住
  • たかーぎが1万円返金してくれる
  • はまコラさんのバズ(100RTもしくは300いいね)

 とまあ、条件としてはこんな感じでしょうか。まあ、はまコラさんのバズはちょっと無理だと思うのですが、他は無理筋とはいうものの、あっておかしくないレベルの条件なのかな、と。

 あの「出産クラウドファンディング騒動」以来、思いがけぬ形でいろんな立場のいろんな方々と交流できたことを素直に嬉しく思います。もう少し早い段階で足抜けするつもりが、想像以上に面白く予想外にスリリングだったもんで、ついつい長居をしてしまいました。今年まだ28歳の私には、まだ他にやることがいっぱいあるので、このタイミングでのセミリタイアをお許しいただければ幸いでございます(てか、喜んでる人、いっぱいいそうな気が…)。

 あと、最後に一つだけ申し添えるとすると、アカウント名の「大塚」は大塚駅そばにあるホテルベルクラシック東京に由来するもので、完全に「地名」です!(とはいえ、私の本名が「大塚」であることまで否定するものではございません)。では、ひとまずご機嫌よう、サヨウナラ。 

引退ィィィィィィィイイイイイイイイイイ!!!!!!!!

廃棄前提おじさんの問題提起はなぜ世間に通用しなかったのか、旅館の夕食は完食前提の自分が考えてみた

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修善寺「あさば」の夕食より「太刀魚と芹の鍋」(画像は単なる自慢です)。

 若いクセして高級温泉旅館が大好きな大塚です(もちろん食事は完食前提)。さて、今年のお盆休みは「廃棄前提おじさん」こと、よりかねけいいち(@k_yorikane)さんが次のようなツイートで新型コロナに負けない注目を集めましたね。

 すでに議論百出の感もあり、いちいちブログのネタにする必要もないかなと思いつつも、ついつい乗ってしまいましたよ「このビッグウェーブ」ってヤツに…。

 かなりの後出しジャンケンなので、私はちょっと違う角度からなるべく建設的にこの問題に斬り込んでみたいと思います。ということで、今回はお得意の言葉尻を捉えた「揚げ足取り」は無しの方向で…。

 さて、炎上のほうは既におさまりつつあるのですが、このタイミングで炎上主のよりかねさんはこんな内容のnoteを公開されております。

note.com

 いろいろと理屈を並べ立てて、自己を正当化しようとしているのは、まあ炎上主も人間だからわかります(みつを)。ただ、この記事の中で、よりかねさんは件のツイートは「問題提起」であったと、次のように綴っているのが私にはひっかかりました。

旅館は昔からこういうものだ、というのはよくわかります。が、それで本当にいいのでしょうか?

特に、私よりも若い世代は、「エシカル」「サスティナブル」方面の感性に敏感です。

もちろん、問題提起によって、万座温泉や、旅館業界を変えようなど、大それたことを思っているわけではありません。変える必要があるのか、はたまた実際に行動するのか、責任を持って判断するのは、その場で生きている当事者の方々です。

私にできるのは、その判断材料となる声の一つを届けること。

そして、国内で一番素晴らしい温泉が、寂れて消え失せることのないようにと、陰ながら応援することだけです。

  言いたいことはわからなくもありませんし、再炎上を防ぐためによく練られた一文であるとも思います。ただ、これを読んであらためて思うのは、「旅先での不満を反射的にTwitterにのせて発信するだけで、はたして問題提起が効果的になされるのだろうか?」ということ。残念ながら私にはそうは思えませんでした。だって、その結果があの炎上騒ぎなのですからね。

「責任を持って判断するのは、その場で生きている当事者の方々です」という、よりかねさんの言葉自体は、まったくもってその通りだと感じます。しかし「食事の量が多すぎるのでは?」という意見など、当の旅館側からすれば目新しさなど全くありませんよね。おそらくは耳にタコが出来るほど聞かされた客からの注文ではないかと。

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※とある日の箱根「強羅花壇」の夕食献立(画像は単なる自慢です)。

 つまり「当事者が責任を持って判断をした結果」が、今の旅館の食事の量だとも言えるのではないでしょうか? その視点をすっ飛ばして「これは問題提起だ!」とドヤってしまったから、「そもそも旅館の料理とはそういうものだ!」という批判が数多く寄せられたのだと私は推測しますが、いかがでしょう?

 よりかねさんは問題提起の際に、今回の旅を「大失敗」だと評価しました。多くの人から誤解された表現ではありましたが、真意としては「選んだ宿が大失敗」だったのではなく、「宿の選び方が大失敗」と言いたかったのだと思います。であるのなら、今回、問題を提起すべきは旅館側にではなく、旅行者側のほうであるべきです。

「GoToにのっかって、身の丈に合わない高級宿に泊まったら、食事の量が多くてたくさん食べ残しちゃった。もったいないことしちゃたなぁ〜…」と、自らの失敗談をベースに、旅の際には自身の価値観や生活スタイルにあった宿を選ぶことの必要性を説く、そんな問題提起であれば炎上などしなかったはず。

 もしくは、彼が言うところの「エシカル」や「サスティナブル」方面の感性に敏感な若者世代に向けて、「日本の旅館にあると嬉しいサービスは?」「日本の旅館で食事の量以上に魅力に感じるところってどんなこと?」などと問いかけてみるのも一つの方法だったでしょう。そこで得られた反応のほうが、旅館側にとっては「夕飯の量が多い!」なんていうものより、よっぽど有益な判断材料の一つとなったでしょう。

 ちなみに私は、旅行をする際には次のようなルールに基づいて宿を選んでいます。

  • その土地に行きたい場合 ⇒ ビジネスホテル泊、夕食は現地の店を利用
  • その宿に泊ってみたい場合 ⇒ 夕朝食付きの旅館を利用

 もちろん、このルールが絶対的に正解だとは思いません。他の人には他の人のルールがあって当然です。しかし、自身の失敗談をベースにいろんな人たちの旅についての価値観を知り、それらを広く共有できたのなら、旅行者にとってはもちろん、旅館にとっても有益な情報が得られたことは間違いありません。

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※下田蓮台寺温泉「瀞流荘」の夕食より「あわびのステーキ」(画像は単なる自慢です)。

 とはいえ単なる正論では、TwitterのようなSNS上では埋もれがちなことも事実。だからこそ、逆にあの炎上騒ぎを活かして、世間の注目がよりかねさんと旅館の料理に集まっていた瞬間に、議論の方向を上手く建設的な方向に持っていくことができたならばーー。今回の炎上騒ぎは結果的にハッピーエンドになれた可能性も十分あったと言えるでしょう。そして、それこそがタバ大塾長の田端タバ太郎さん言うところの「炎上マーケティング」の本質であり、真価だったのかも知れません。

 また、それと同じく批判する側も批判する側で、単なる炎上騒ぎに薪を焚べて楽しむだけでなく、そこからよりよい議論に発展させていくための工夫も考える必要はあったでしょう。界隈とアンチ、立場は違えど他者に内省を求めるのであれば、その矢印は一方的に相手側にではなく、自己にも等しく向けるべきではないのかな、と。

たまには肉料理じゃなくって、青菜を使った本中華っちゅーかなんちゅーか…

August 5, 2020

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 カラーひよこさん(@colorhiyokoma)主催のC-1グランプリ」を第1回、第2回と連覇しております、ご存じ「令和の鉄人」こと大塚でございます。

 さて、前人未到の3連覇が懸かった第3回大会が告知され、否が応でも鉄人の腕がなるわけですが、口さがないはまコラさん@nazoaka_com)あたりが「大塚はいつも肉料理ばかりで、ぶっちゃけ食材で勝ってるだけの金満料理人だ!」なんて陰口を叩いているに違いありません。

 まあ、そういった「底辺」「ゴミ」による誹謗中傷は、開示請求でもして裁判所に違法認定してもらい、偶然手に入れたツラ画像を仲間内で回覧してグボゲハハハと笑い飛ばしてやればいいんでしょうが、私にはあいにくとそうした手続きを無料で行ってくださる敏腕弁護士さん(おまけにイケメン!)がおりませんでしてね

 というわけで、今回は得意の「肉」は敢えて封印し、「野菜」で勝負してみようと思います。ホリエモンも言ってたじゃない「野菜は美味しいから食うんだよぉ~~!!!」って(←前回のネタの使いまわし、良くない!)。

 ジャンルも今回は金満料理人らしく中華料理に挑戦といきますよ。え、なんで中華料理かって? 金満っていえば、その昔金萬福さんって中国人の料理人がいたじゃないですか…アレよ、アレ。

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 いやいやいや、こないだの木村拓也に味をしめ、動画で情報量を稼いでるわけではありませんよ。先を急ぎます。さて、今回の料理の材料はざっと次の通りーー

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  • ごま油    …… 適量
  • にんにく   …… 適量(市販のチューブで可)
  • しょうが   …… 適量(市販のチューブで可)
  • チンゲンサイ …… 1株
  • しめじ    …… 適量(下ごしらえずみの市販のもの1袋分)
  • 鶏ガラスープの素 …… 適量

 えっ、「適量ばっかでレシピとして不親切すぎる」だと? バカヤロウ、味はなぁ教わるもんじゃねえ、盗むもんなんだよっ! だいたいだ、こちとらダータで秘伝のレシピを公開してやってんだぞ。天災…いや、天才料理人の味の一端に触れられるだけでも幸せだと思いやがれ! 

てやんでぃ!

バーロー!

チクショウ! 

 

ぜぃぜい、はぁはぁ…

 

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 さ、呼吸を整えたら、気を取り直して料理のほうを始めたいと思います。では、まずはチンゲンサイの下ごしらえから。葉を1枚ずつ切り離したら、薄い部分と厚い部分に切り分け、さらにそれぞれを適当なサイズに切り分けていきます(上の食材の画像にある通りでやんす)。

 チンゲンサイを切り終えたら、フライパンを熱してごま油を垂らし、その上にニンニクとショウガを入れます。ごま油にニンニクとショウガの香りがついたら、チンゲンサイの茎の部分としめじを投入しましょう。

 

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 ▲この日は別荘に滞在でしたので珍しくIHコンロを使用しております。 

  油が素材に絡んだら、今度は水に溶かした鶏ガラスープの素を投入してください。フライパンの上でスープが一気に沸騰するのを見ていると、「あ〜、ボカぁ〜今、中華料理を作っているんだなぁと、実感できるでしょう。

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▲大事なことなのでもう一度言いますけど、この日は別荘に滞在でしたので珍しくIHコンロを使用しております。 

 とはいえ、そんな悠長に大陸へ思いを馳せるほど余裕はありません。フライパンの中の食材をチャチャチャとかき回し、食材に火を通すとともにスープもしっかり絡ませます。最後はチンゲンサイの薄い部分を投入して、一通り火が通ったら出来上がり。コンロの火を止めたら、お皿に盛りつけて完成です。味つけが物足りない場合は、出来上がりの上からコショウをふっても良いかも知れません。

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▲言い忘れていたかも知れませんが、この日は別荘に滞在でしたので珍しくIHコンロを使用しております。 

 さて、今回はたまたま冷蔵庫にチンゲンサイが余っていたので、それにしめじを加えただけですが、このレシピはどんな食材にも応用が効くのです。

 例えば、小松菜、アスパラ、ヤングコーン、もちろん肉を使っても構いませんし、イカなどの魚介系も相性が良かったりします。

 鶏ガラスープの素ってのは、ありとあらゆる炒め物のレシピに応用できるんですよね。これからの暑い季節はゴーヤチャンプルー、焼きそば、チャーハンなんかがいいかも知れませんね!

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  そこで、一家に1瓶…

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ということで、3連覇を飾る記念すべきこのレシピを締めたいと思います。

 

って、なんなんだ、このクソアフィ記事みたいなまとめ方は!(←オチの使いまわしよくない)

 

※商品へのリンクはアフィってないので安心して踏んでいいからね!(罠)

空腹なのに冷蔵庫に食材があまりない、しょうがないときの豚バラしょうが焼き…いや、しょうがはあったんだよ!

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 C-1グランプリ2度目の参戦となりました、前回覇者(勝手にそう名乗っている)"和の鉄人”こと大塚です。

 さて今回は、以前作った低温ローストポークのレシピで勝負しようかと思ったのですが、新作を投稿しないのは主催者であるカラーひよこさんに申し訳ないないなと思いましてね。急遽、雨の中を急いで帰宅し冷蔵庫を開けてみたのですが、目に飛び込んできたのは豚バラ肉とたまねぎ、あとは酒、酒、酒…ひたすらに酒アンド酒という始末。

 幸い、酒類の中にはみりんや料理酒もあったので、それらを使って豚肉の生姜焼きを作ってみることにしました。豚肉の生姜焼きというと、スーパーではそれ専用のロース肉(「しょうが焼き用豚ロース」とかっての)を売ってたりもしますが、私は豚肉は決まって前述の通りバラ肉を買い置きするようにしています。なぜなら、豚バラ肉って献立を選ばない、夕飯のユーティリティー・プレイヤーなんですよね。ちなみに私はそんな豚バラ肉を「冷蔵庫の木村拓也」と呼んでいます。

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 さて、懐かしの名試合・名シーンでジーンと感動した後は(あ〜、でもノーカット版のほうが良かったかも…)、さっそく調理に取り掛かるとしましょう。もう、原稿の締切まで数時間しかありませんからね(汗)。材料はざっと次の通りです。

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豚バラ肉 …… 150g

たまねぎ …… 1個(大きめのもの)

しょうゆ …… 大さじ3

みりん  …… 大さじ2

酒    …… 大さじ1

砂糖   …… 小さじ1(味を見て少し増やすのもアリ)

生姜   …… 適量(すりおろしたもの、もしくはチューブ)

 まずは適当なサイズに切った豚バラ肉をフライパンで炒めます。賛否両論あるでしょうが、私は豚バラ肉で炒めものを作る際にはフライパンに油は敷きません。ほっといても肉の脂が溶けてフライパンの上がギットギトになるからです(あと、そのほうがヘルシーだと勝手に思いこんでいる節あり)。

 さて、豚バラに適度に火が通ってフランパンに脂の匂いが立ち込めてきたら、やや薄めにスライスしておいたたまねぎも投入しましょう。適度にたまねぎのシャキシャキ感を残しておきたいので、ここからの作業はさらに手際の良さが必要ですよ!

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 しかし、ここで先ほどの木村拓也の動画は、やはりノーカット版で見せるべきではないかという思いがどうしても捨てきれず…。

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 いや〜、場内にキャッチャー・木村拓也がコールされたときのファンの大歓声ってば、もうねぇ(涙)。それにしても解説の山本浩二さんのほんわかした口調、緊張感いっぱいの中継にあっていい味出してますな。ああ、やっぱノーカット版にしておいて良かった〜。

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 さて、コージさんに負けじと、こちらも美味しく味をつけてまいりましょう。あらかじめ合わせておいた、しょうゆ、みりん、酒をフライパンに投入し、砂糖、生姜も続いて投入します。生姜の量は好みでいいのですが、ある程度は入れとかないと生姜の存在を感じない単なる「豚肉とたまねぎの甘辛炒め」に終わってしまうので、ケチらないほうが良いんじゃないかと思います。

 で、すべての調味料を投入し終わってよーくかき混ぜ、フライパンからわきあがってくる熱気の中に「人間の食い物の匂い」を感じられたら、成功は約束されたも同然です。自分を信じて、あとはお皿に盛り付けましょう!

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 さあ、あっという間に「豚バラ肉の生姜炒め」が完成でーす。いや〜、どう見たってコレは「ごはんがすすむクン」でしょ?(定食屋で注文したら、ごはんおかわり必至)。にもかかわらず…💦 ダイエット中につき夕飯は炭水化物は禁止の私。ごはん代わりに山盛りの千切り野菜でいただくことにします。

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 あ、でもです! 私この食生活で今年に入ってから3キロ以上痩せてますからね。つーかさ、そういうの抜きにしてもさ、あのホリエモンだって言ってたじゃん「野菜は美味しいから食うんだよ!」って。だから食うんだよ、俺も(なぜか一緒にブチギレ)!

www.youtube.com

 先ほどの木村拓也の動画に比べるとハイカロリー過ぎで、食事の最後に胸焼けしちゃうような動画だな、コレ。なんか、デザートにプリンじゃなくて豚の角煮が出てきた感が…。

魁の真意が伝わらないアンチのために「『アドレスホッパー2020 GUIDE BOOK』を綴っていくことにしました』を添削しました

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 ご無沙汰しております。最近、プロバイダの開示請求が来るのを恐れるあまり、TwitterのDMでインフルエンサー()に土下座しまくりなチキンハート大塚です。

 ところが、ヤンチャが多い私のフォロワーさんたちときたら、早くも通常モードで界隈新人の発掘活動に余念がございません。というわけで、先日も「狂乱の兼業主夫こと田中ボルシチさんが、こんな逸材をハントしてらっしゃいました…。

 このお方、YouTubeでいろんな人物との対談動画を配信してるみたいですね。でも、そこはぶっちゃけ全く関心がなくって、この方の書く文章がすごく「キックしてる」らしいんですよ! そっちのほうが俄然気になります。

 そういえば、本家のキックさんってば、最近は家庭の事情(?)で活動休止中でしたよね。「しゅうへい式箇条書き」にも飽きてきたところなんで、ひさしぶりに添削でもしてみましょうかね、と思ったのが一昨日の夜のこと。

 しかしながら、タイミングの悪いことに、この日の夜は既に「箕輪をインストール(※飲酒の意)してしまった後だったので、脳が正常に働かずにあえなく挫折。ポプリンさん、ご期待に答えられないどころか、深夜に謎の心理攻撃を行ってゴメンナサイ…。

 ということで、本日あらためての仕切り直しの添削チャレンジなわけですが、そんな私の意気込みにケチをつけるこんな輩も…。

 まあ、みなさんご存じの通り、私は年収1999万円(設定)なので、暇つぶしでやってるSNSやブログに収益性は求めておりませんのぉ、オッホホホホ〜♫ はまコラさんも、他人の人生にケチつける前に人生のレースに出ましょう。箕輪さんもこう言ってますし…。

 ということで、前置きが長くなりましたが(←キック文学の特徴)、いよいよ本編に入りたいと思います。結構な長文なのでパラグラフ単位で、少しずつ解読していきましょう。では、まずは冒頭のこちらの文章から。

当初、僕が考えていたのはアドレスホッパー生活を6月21日にスタートさせて、実際に自分が体験してから「体験記」的な本を書こうと思っていました。その体験記の内容は、僕が滞在するところで実際に出会うアドレスホッパーたちや、その地域に住んでいるリアルの人たちとの対談をそのまま書こうと。新しい出会いから、自分の知らなかったことを教えてもらったり、自分が教えたりすることで、新しいアイデアが浮かんで次への行動に繋がるので。いずれにせよ、そういったことをnoteに綴っていき、ある程度記事が貯まってから年内に書籍化しようという計画でした。 

 もう既に多くの人がTwitterで指摘していますが、「僕が考えていたのは〜」を「思っていました」と受けるという具合で、最初のセンテンスから破綻をきたしていますね。頭で思いつくままにタイピングして、推敲どころか読み返しすらしなかったという、「書きっぱなしジャーマン文」特有の現象ですね。うーん、箕輪をインストールしてなくても手強い…。あとは「体験してから『体験記』的な〜」のように単語の重複もけっこう目につきますね。

当初は、先にアドレスホッパー生活をスタートさせてから、「体験記」的な内容を本にまとめようと思っていました。僕が滞在する先々に住まう地元の人たちや、同じアドレスホッパー仲間たち。新生活で出会うであろう彼らとの日常をそのまま書こう、と。自分が知らないことを教えてもらったり、相手が知らないことを教えたりすることを通じて、本の次の行動につながるアイデアも浮かんで来るだろうし。いずれにせよ、まずはそういった記事をnoteで発表していき、ある程度記事が貯まったところで書籍化しようという計画でした。

 重複や無駄を削り取って、多少意訳を交えながら書き直すとこうなりました。「 自分が知らないことを教えてもらったり、相手が知らないことを教えたりすることを通じて、本を読む人にとっても行動のきっかけになるようなアイデアも浮かんで来るだろうし。」という箇所がやや苦しいので、ここはこのままで終わらさずに、自分の生涯をかけて取り組んでみようかと(嘘です)。

で、せっかくだからこのプロジェクトをクラウドファンディングしちゃおうと考えていました。で、実際に Makuake に申請をしました。そしたら、Makuake の担当者さんから連絡がきてクラウドファンディングの目的が書籍の出版である場合は、ある程度の確約が必要とのこと。確約とは見積書のことでした。つまり、出版費用の見積書の提示を求められました。ということで、出版社の社長であるKさんに連絡し、見積書の依頼をしたのですが・・・ 

  で、次の段の解読に移るわけなんですけど、前段でも見られた単語の連続に拍車がかかっております(「Makuake」や「見積書」「出版」など)。このあたり、筆者の集中力が早くも切れかけている証拠ではないかと…。まあ、私もそうなんですけれどね。

 あと、「確約とは見積書〜」っていう件に関してだけは、ジャック・マイヨールばりに行間へ深く潜り込まねば、どうにも解釈できそうにありません。ここは超意訳をお許しくだされ。

で、どうせやるなら、この本をクラウドファンディングで作れないかと思い立ちました。実際に 「Makuake 」に企画の申請もしたのですが、出版が目的の場合、それが確約できる書類を提出する必要があるとのこと。つまり、出版社が作成した費用の見積書を求められたのです。ということで、出版社の社長であるKさんに連絡をとったのですが…。

 「ある程度の確約」というのは「本を出してくれる出版社にアテがあるかどうか」ってことなんでしょうかね? 深い行間の底でジャック・マイヨールはそう判断しました。しかし、いくら知り合いだからって、見積書の作成ごときを社長に直接依頼しちゃうなんて…。魁さんったらちょっとワイルドで素敵かも。

「魁さんって、どうしてアドレスホッパーやりたいの?」

え?今更?Kさんには、伝わっているものだと思っていたのですが・・・。対談YouTubeなどを通じて、Kさんとは結構長い時間色んな話をしていたので、てっきり僕の意図は伝わっているものだと思っていました。

Kさんは、複数の会社を経営されているガチなビジネスマンなので忙しい方ですから、出版費用の見積書の依頼のみで話を終わらせようと思っていたのですが(;´∀`)

よくよく考えてみると、僕は勝手に僕の思いが僕の身近な人たちに伝わっていると勘違いしているのかもしれません。なぜ、そう思うのかといいますと、最も身近にいる僕の妻に僕の真意が伝わっていないからです。妻は、僕が浮気の旅に出るんだ、と的はずれな勘違いをしています。(;・∀・)ハッキリ言って心外です!これについては、弁明をすればするほど余計に怪しまれますので、これ以上は弁明いたしませんが・・・٩(๑òωó๑)۶ 

 ここから突然、本文の一部が見出し的な位置づけに拡大される怪現象が発生します。が、そこはあくまで本文と判断して添削をしてまいりたいと思います。

 この段落の文章ですが、これまでよりは比較的に読みやすいかも知れませんが。ただ、前段を受けての繋ぎがいい加減なので、Kさんの冒頭の発言が脈絡のない唐突な質問になっている感があります。そこを丁寧にフォローしていきましょう。

「魁さんって、どうしてアドレスホッパーやりたいの?」

いきなり、こんな質問を投げかけられました。YouTubeでの対談などを通じて、Kさんとはかなりの長時間にわたって話をしてきました。僕のアドレスホッパー生活に懸ける思いは、とっくに伝わっていると思っていたので、「え、今さら?」っていう感じでした。

 Kさんは出版社だけでなく、複数の会社を経営されている多忙なビジネスマンです。今回は見積書の依頼のみで、短時間で用件を済ませようと思っていたのですが、結局この日も長時間話し込む始末に…(;´∀`)

 でも、よくよく考えてみると、「自分の思いは身近な人たちに伝わっている」と、僕が勘違いしていたのかもしれません。なぜ、そう思うのかといいますと、実は妻からアドレスホッパー生活を反対されていたからです…。なんと彼女は、僕が浮気の旅に出るのだと、とんでもない勘違いをしたのです(;・∀・) これに関してはハッキリ言って心外です! でも、必死に弁明をすればするほど余計に怪しまれそうなので、誤解は敢えて放置していたのでした…٩(òωó)۶

 奥さんはアドレスホッパーに理解がないんじゃなくて、単に旦那を信用してないだけなんじゃね? と、心の中でツッコミつつも、そこまでいじってしまうと添削を逸脱する行為になってしまうのでグッと我慢。さて、魁さんとKさんの会話はまだまだ続きますーー。

 そして、ここからがこの原稿の最難所ともいえる箇所。奥さんに浮気を疑われて、魁さんってば冷静な思考ができなくなってしまったのでしょうか? それともアドレスホッパー生活に懸ける熱い思いが故の暴走なのでしょうか? まあ、この際どっちでもいいんですけどね。とはいえ、リアルでもこんな調子で語ってるのだとしたら、身近な人にすら思いが伝わらないのも仕方ないだろうなぁ…。

元々4年前からリモートワークに移行しており、全てのデータはクラウドで管理しています。当時は、SugarSyncを使っておりました。現在はGoogle Driveで管理しています。4年前から実行しているのは、全国至るところでリモートワークを実験してみる、ということ。やってみて思うのは、どこにいても同じだということです。パソコンとスマホがあれば、どこでも仕事は出来ます。特に僕みたいにプロデューサーの役割であれば、尚更です。基本的にプロジェクト管理は、SlackかFacebookプライベートグループ。ミーティングは4年前からZOOMやSkype。今だったらGooglemeet。あとは、GoogleCalendarでスケジューリングしておけばいいだけですので。ちなみに、この記事のトップの写真は、宮古島でリモートワークをしていたときの写真です。宮古島東急ホテル&リゾートの一室から。とにかく、場所を変えてリモートワークすることでパフォーマンスは本当に上がります。口うるさいように「これからはリモートワーカーたちの時代だ!」と言いまくっていました。それが時代を経て、去年あたりから「アドレスホッパー」というライフスタイルが生まれた感じでしょうか。概念はかなり似ていると思います。リモートワーカーとアドレスホッパー。元々、僕がリモートワークに興味を持ったのは、高城剛さんからです。彼のような生き方に憧れていました。ただし、高城さんの場合は、一週間のうちに3回も滞在する国を変えたりしているみたいなので、さすがにそのレベルは、真似はできないですね(;・∀・) 

 主題とは少し離れた「奥さんからの誤解」というネタ的なエピソードを少し多めに挟んでしまったせいか、話が急にワープした印象すら受けますが、これは前段のKさんによる「魁さんって、どうしてアドレスホッパーやりたいの?」という問いに対するアンサー部分という位置づけ。そこを書き出しではっきりさせておかないと、大半の読者は「キックの森のラビリンス」に迷い込んでしまうのは必定でしょう。魁さん、ちょっと独りよがりな方なのかも知れません。

「なぜアドレスホッパーになりたいのか?」ということに話を戻しましょう。

 僕は4年前から、仕事に関する全てのデータはクラウドで管理しており(当初はSugarSyncを使ってましたが、現在はGoogle Driveで管理してます)、その頃から全国のいたるところでリモートワークをするという実験を始めていました。そこで実感したのは「パソコンとスマホがあれば、どこにいても仕事はできるんだな」ということ。

 僕のみたいなプロデューサー的な仕事であればなおさら好都合でした。例えば、プロジェクト管理はSlackかFacebookのプライベートグループで、ミーティングはZOOMやSkype(最近だったらGooglemeetも)なんかで済ませちゃえます。その他の雑多なことは、GoogleCalendarでスケジューリングさえしておけば問題ありません。

 ちなみに、この記事のトップの画像は、宮古島でリモートワークをしていたとき、宮古島東急ホテル&リゾートの一室から撮った写真です。気の向くままに場所を変えてリモートワークすることで、作業のパフォーマンスは確実に上がりました。それからと言うもの、僕は周囲に口うるさいくらい「これからはリモートワーカーたちの時代だ!」と言いまくっていたのです。

 それが去年あたりからでしょうか、固定の住居を持たず、全国にある拠点を移りながら暮らすアドレスホッパー」というライフスタイルに注目が集まるようになったのは。リモートワーカーとアドレスホッパー。その根底に流れる価値観はかなり似ており、自分も「アドレスホッパーをやってみたいな」と思うようになったのです。

 というか、僕がリモートワークに興味を持ったのも、アドレスホッパーの先駆者である高城剛さんの影響からでした。彼のような自由な生き方に憧れていたんです。ただ、高城さんの場合は、一週間のうちに滞在する場所を国レベルで何度も変えたりしているようなので、さすがにそこまでは真似はできないですけど(;・∀・)

  また、後半部で鍵となるのは、魁さんが「アドレスホッパー」と「リモートワーカー」の区別をイマイチ意識して書けていないということ。ここがいい加減だと、読まされる側にとって、なんだか意味不明な文章になってしまいますよね。

 さて、このあたりからさすがに面倒臭いのを通り越して、辛くすらなってきたので、私の添削にも粗い箇所が目についてきたかと思います。まあ、これで添削は終わりではなく、残りの人生をかけてこの原稿をブラッシュアップしていくので、今回はこの辺で(嘘)…って、まだこれで全体の半分ぐらいしか終わってないじゃんか!

「アドレスホッパー生活を始める前に、本を書けばいいやん」

え!?何言ってんの?アドレスホッパー生活を体験もしていないのに、書けるわけないじゃないですか(;・∀・)

「いやいや、魁さんのメインって 対談YouTuber でしょ?」

Kさんのその一言に目が覚めました!たしかに、そうです。僕は「対談YouTuber」という肩書とコンセプトを自ら創り、半年間で100本の対談動画コンテンツを創ってきました。最初はZOOMで、途中からStreamyardでライブ配信をしながら対談をしてきました。あ、ちなみにStreamyard の情報の出どころもKさんです。

※Streamyardの使い方はコチラをどうぞ😊👇

Kさんが言いたいのは、そもそも「対談YouTuber」はインタビュアーである、ということです。100人以上との対談でコミュニケーションスキル、インタビュースキルをせっかくレベルアップしてきたのだから、そのノウハウを使って事前に「アドレスホッパー」とはなんなのか調査をし、その本を書けばいいでしょ?ということ。

この点、僕の頭の中からすっぽりと抜けていました。僕は「アドレスホッパーやりたい!スグやりたい!」が脳内を駆け巡り、「対談YouTuber」はどこかに行ってましたぁ(;・∀・)

「魁さん、対談YouTuberをやめてアドレスホッパーをメインにするんだったら、商標登録してまうで」

いえいえいえいえ❗(;・∀・)

僕のメイン活動はあくまでも「対談YouTuber」ですから❗

それにしても、Kさん、頭いいなあ。やっぱり、この人はビジネスプロデューサーだわ。常に、何が本質で、どうすればマネタイズ出来るのか?それをちゃんと考えている。僕は、ほぼほぼノリと自分の好奇心で動きまくっている。見積書だけをもらいに来ただけの僕に、2時間も時間を割いてくれましたよ。Facebook通話を切ってから、少し感動していました。😆

 もうここからは、解説は省略して添削結果だけ載せていきますよ! それはそうと、この段から口調というか文体が急にポップになってるのが妙に気になるんだよなぁ…(さすがに全体のトーンまでは面倒なので統一しませんけどね…)。そして気づいたんですけど、魁さんの使う顔文字のセンスが「ひと昔前過ぎる」という事実(そこもさすがに今っぽくは直しませんよ…)。

 とまあ、アドレスホッパー生活への思いを滔々とKさんに語った僕ですが、それを聞いたのKさんの口からはとんでもないアドバイスが。

「アドレスホッパー生活を始める前に、本を書けばいいやん」

「え!? 何言ってんですか? アドレスホッパー生活を体験もしていないのに、本なんか書けるわけないじゃないですか(;・∀・)」

「いやいや、魁さんの本職って 『対談YouTuber 』でしょ?」

 その一言で目が覚めました。確かに僕は「対談YouTuber」という肩書とコンセプトをもとに、これまで半年間で100本の対談動画コンテンツを発信してきたのでした。

 Kさんが言いたいのは「『対談YouTuber』はインタビュアーであるべきで、『アドレスホッパー』になる必要はない」ということ。つまり、対談YouTuberとして100人以上と対談し、コミュニケーションやインタビューのスキルをレベルアップしてきたのだから、そのスキルを使って既存のアドレスホッパーたちと対談をして本にまとめた方が、手っ取り早いんじゃないの、と言われたのでした。

 この視点は、僕の頭の中からスッポリと抜け落ちていました。「アドレスホッパーやりたい! すぐにやりたい!」という思いだけが脳内を駆け巡っていて、肝心の「対談YouTuber」としての自分がどこかに行ってましたぁ(;・∀・)

「魁さんが対談YouTuberをやめてアドレスホッパーをメインにするんだったら、僕が『対談YouTuber』を商標登録してまうで」

「いえいえいえいえ(;・∀・) 僕のメイン活動はあくまでも『対談YouTuber』ですから❗」

 いや、それにしてもKさんって、ビジネスプロデューサーだけあって頭いいよなあ。どんな時でも本質をしっかり見極めて、どうすればマネタイズ出来るのかまでちゃんと考えている。それに比べると僕なんかは、ノリと好奇心で動きまくっているだけの大きな子供でしかない…。

 出版費用の見積書を依頼してきただけの僕に、Kさんはなんだかんだと2時間も時間を割いて助言してくれたのです。Facebook通話を切ってからも、僕はまだ興奮と感動がおさまりませんでした。😆 

  上の箇所はKさんの言い分が理に適っているせいもあってか、案外と論旨はわかりやすく添削自体は楽だったように思います(ありがとう、Kさん!)。…と思いきや、次の段から再び、魁文学が読む者に牙をむくのでした。嗚呼、もう勘弁して…。

で、僕思ったんですよね。僕がアドレスホッパー生活をスタートさせることに対して反対している妻に、説明責任を果たし理解を得なくちゃいけないってことを。Kさんのアドバイスを踏まえて、次の日にある方に更にアドバイスをいただきました。アドレスホッパーについて詳しい方です。その方のアドバイスを聞けば聞くほどに、僕がやろうとしていることは、かなり有益なことなのではないか、と再認識しました。昨今の地方創生は、関係人口を増やすことが大事である、とされています。それは、都会に住んでいる人が地方移住・定住だけにとどまりません。 

 冒頭の言い分を素直に読めば、「Kさんが2時間もかけてアドバイスしてくれたのに、こいつまだアドレスホッパーをやる気か!」と読めてしまうのですが、もう精緻な読解は諦めて意訳で逃げることにします…。魁さんは、ここではそんなこと言ってなくて、「アドレスホッパーと実りある対談」をするためには、「奥さんにアドレスホッパーという生き方を理解してもらえる」ぐらい、「アドレスホッパーを言語化」する必要があると感じているわけですね、ハイ!

 そこで僕がぼんやりと考えたのは、よりより対談記事を書くにあたって、まずは「アドレスホッパー生活」に反対している妻に理解を得るのが、第一歩なんじゃないのかな、ということでした。

 翌日、僕はKさんのアドバイスを踏まえた上で、アドレスホッパーに詳しい方からアドバイスを頂戴することにしました。その方のアドバイスを聞けば聞くほど、この企画で僕がやろうとしていることが、かなり有益なことだと確信を持てるに至りました。

 昨今、地方創生のためには関係人口を増やすことが大事である、とされています。それは、都会に住んでいる人の地方移住や定住だけにとどまりません。 

  次の段はニュース記事がメインなので、ほっと一息つけそうです。ちょっとした「ボーナスステージ」みたいなモンですか。

政府は、東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)在住の1万人を対象にしたインターネット調査の結果をまとめた。東京圏以外の地方で暮らすことに関心を持っているとの回答が全体の49.8%を占めたほか、若い層ほど関心が高い傾向も浮かんだ。1月30日~2月3日、東京圏に住む20~50代を対象にアンケートした。地方暮らしに「関心がある」と答えたのは15.6%で、「やや関心がある」が15.5%、「気にはなっている」18.7%だった。「関心がない」「あまり関心がない」は計47.0%。地方移住を具体的に計画している「計画層」の平均年齢は35.7歳と最も低かった。

上記のニュースによれば、1万人を対象にしたインターネット調査で2人に1人が地方移住に興味を抱いています。僕は、このような人たちにアドレスホッパーという生き方もある、ということを伝えたい。 

 これはさすがに添削しなくていいですよね? ね? ね? と、思ったんですが、やっぱ少し気になったところを直しておきます。

 上記のニュースによれば、政府による1万人を対象にしたインターネット調査で約半数の人が地方移住に興味を抱いているそうです。

 僕は、このような人たちに単なる地方移住という生き方だけでなく、「アドレスホッパー」という生き方もあるということを伝えたいのです。 

 まあ、どうでもいいっちゃいいんですけど、根が凝り性な性分なもんで…。さあ、いよいよラストスパートですよ!

自由に暮らすこと、自由に働くこと、自由に生きること。

それが、本当に大事だと思っているから。本当は、自由に生きたいけれども、現実問題、なかなか出来ない。でも、ニーズがあるということは、いずれカタチになるということです。僕は時代の先読みが得意です。もちろん、地方移住したい人の全てがアドレスホッパーを良しとしないでしょう。実際はその中の10%ぐらいかなあって勝手に想像しています。

そして、妻のようにアドレスホッパーに対して理解していない人たちにでも分かるような説明が大事なのかなぁって思いました。だからこそ、僕が一番最初に書くべき本は、「アドレスホッパー2020 GUIDE BOOK」でなければいけない。体験記はその後の話。

この本は、これからアドレスホッパー生活をする僕のための準備であります。それ以上に、アドレスホッパーの有益さを理解していない妻のための本なんです。家族である妻の理解を得て、旅に出る。これはパートナーシップにおいて、重要なことなのかもしれません。これが破綻すると離婚に繋がっていくのかも。説明責任を果たしたとしても、例え理解を得ることができたとしても、容認はされないかもしれません。それでも、いい!後は、俺の背中を見てくれ!俺の生き方、考え方が息子たちに伝わればそれでいい。

ということで、今回の書籍のターゲットは、最も理解していない妻です😁

 

  冒頭の「自由に暮らすこと、自由に働くこと、自由に生きること」ってのは、ここの場合は特に見出しっぽい気がするので、一瞬どう処理するか悩みます。でもまあ、なんとか無理くり本文にねじ込んでみましょう。
 この段も結構難解な文章ではあります。でも、前段の最後にある「僕は、このような人たちにアドレスホッパーという生き方もある、ということを伝えたい。」という発言の具体的な説明の部分ですから、そうした観点から読み解いていけば、まあなんとか理解できるでしょう。

 なぜなら、僕は「自由に暮らすこと、自由に働くこと、自由に生きること」が本当に大事だと思っているから。人はみな自由に生きたいけれども、現実問題としてはそうは簡単にはいきません。でも、自由に生きたいというニーズがある限り、いつかはそれが一つのカタチになることは間違いないでしょう(僕は時代の先を読むのが得意なのです)。もちろん、地方移住を希望する人がすべて「アドレスホッパー」という選択肢を選ぶことはないでしょう。実際はその中の10%ぐらいかなあと勝手に推測していますけれど、それが世間に定着する時は必ず来ます。

 ここで話はまた僕の妻に戻りますけど、「アドレスホッパーという生き方もある」ということを伝えるにあたって大事なのは、その魅力や意義を正しく伝えるということです。それはアドレスホッパーに興味がある人だけじゃなく、妻のように、興味がない、理解がないといった人たちにも、正しく理解してもらえるぐらいの説得力がないとダメだと思います。

 だからこそ、今の僕が一番最初に書くべき本は、「アドレスホッパー体験記」なんかじゃなくて「アドレスホッパー2020 GUIDE BOOK」であるべきなのです。この本は、これからアドレスホッパー生活を目指す僕のための「準備の書」でもありますが、それ以上にアドレスホッパーの魅力を理解していない「僕の妻のための書」なのです。

 一人で長い旅に出るにあたっては、妻の同意をきちんと得ることは不可欠。これはパートナーシップにおいて重要なことです。ここをいい加減にすると離婚に繋がっていくのかも知れませんしね…。

 もちろん、説明責任を果たしても、妻の共感を得ることができても、アドレスホッパー生活自体は容認されないかもしれません。それでも、息子が僕の背中を見ることで、自分の生き方、考え方が伝わればそれだけでもいいーー。

 ということで、今回の書籍はアドレスホッパーを最も理解していない妻にむけて書くことにします😁

  まあ、なんとか形にはなったのかな? とは思いますが、やはり最後まで「奥さんにアドレスホッパーを理解してもらうために本を書く」という行為の真意が掴みかねてはいるのでした…。
 肝心の書籍の刊行に関してですが、どうやらルグさんとの抗争が激化の一途をたどるがあまり棚上げにされてしまったようです。しかし、私のこの読解が正解であり添削が適切だったかどうかの答え合わせはしたいので、一日も早い出版を希望したいものであります。ああ、添削なんてもう二度とやんねー!