警察に通報とか色々言ってましたが、東京の方ですか?

タイトルに深い意味はありません、コロコロ変わるはずでしたが、もはやずっとこのまんまかも。

読書大好きブロガーのアウトプットをインプットして再アウトプットしてみたよ

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 どうもー、キッチンドランカーの大塚です! 今夜もダイニングテーブルにノートPCとお酒を並べ、メタルを聴きながらネットサーフィン(死語)を楽しんでいたのですが、はま寿司さんから次のような指令が下されました。

 

 はま寿司さんからは、いつも「器の小さい男」だと罵倒されていますので、ここは名誉返上、汚名挽回のチャンスです(どっちも、ちげーよ!)。さっそく、アルコール漬けになった大脳をフル回転して、添削をしてみることにしました! 例によって、長文になりますが、どうか最後までお付き合いください。

 

 原文を読んだときに覚えた違和感は、数限りなくあったわけですが「時間をお金と比較してその価値を語る」という意図までは否定するつもりはありません。むしろ面白い試みだとすら思いました。ただ、あえて一つ言わせてもらうと、お金を「資産」の一つだと定義することは蛇足だったのではないかと。

「資産」とは「個人または法人が所有する金銭・土地・建物などの総称」です。原文にも書かれている通り、増えることはないし、譲渡もできない時間というものは資産たり得ないでしょう。私はこの「時間は資産」という前提に躓いてしまいました。

 原文で主張したいことは「時間は資産である」ということではなく、「時間はお金よりも重要である」ということなので、受け手側に無用な違和感を与えてまで時間を「資産」だと定義するのは賢明とは言えません。よって、冒頭の一文は

 

「時間はお金より大切だということに、みんな気づいてなさすぎる。」

 

ぐらいでのシンプルさ加減で良かったのではないでしょうか。

 

 次に「・お金は稼げるが時間は消費するばかり」の一文ですが、言いたいことは十分に理解できますし、この一文自体が日本語として間違っているとも思いません。ただ、「稼ぐ」の対義語として「消費」を持ってくるのは、ややセンスが感じられないというか、文として洗練されていない印象を受けます(品詞も異なりますし)。ここはわかりやすく「増える」「減る」で対をなしたほうがシンプルかつスマートでしょう。

 

「・お金は増やせるけど、時間は減るばかり」

 

この程度でよかったのではと考えます。

 

 その次の「・時間があれば好きなことに集中できる時間が増える」は、原文の一番の癌とも言える箇所ですね。何が間違っているかといえば、が前文で「消費するばかり」と断言した時間が、ここでは「増える」としてしまっている点です。少なくともここは「時間があれば好きなことに集中できるぐらいで留めておくべきでしょう。

  その次の「・時間はお金で買える(タクシーを使う・キャッシュレスなど)」は、文法というより具体例のチョイスが悪いと言えます。タクシーを使うというのはともかく、キャッシュレスがどうして時間の節約になるのか、誰もがすぐにイメージできるとは到底思えません(節約できたとしてもほんの数秒ですしね)。るってぃさんを筆頭に、界隈の方々がお好きな業務の「外注」を持ちだしたほうがよほど説得力があるでしょうね。

 

「・時間はお金で買える(移動は電車ではなくタクシーで、事務処理作業は外注に回す)」

 

 そして最後のまとめですが、ここでいきなり「幸福度」という言葉が出てきますね。ちょっと唐突な気もします。ただ、原文の結論を曲げてしまうのは、もはや添削とは言えないので、そこは許容した上で、

 

「幸福度を高めるのはお金ではなく、むしろ時間のほう。」

 

としておきたいと思います。最後までお金と時間の比較で通したほうが良いと判断するからです。ということで、原文はひとまずこんな形になりました。

 

 時間はお金より大切だということに、みんな気づいてなさすぎる。

 ・お金は増やせるけど、時間は減るばかり

・時間があれば好きなことに集中できる

・時間はお金で買える(移動は電車ではなくタクシーで、事務処理作業は外注に回す)

 幸福度を高めるのはお金ではなく、むしろ時間のほう。

 

  日本語として、それなりの体裁は整ったように思えます。では、今度は一文単位ではなく、全文規模での見直しをしてみたいと思います。

 

「時間はお金より大切だということに、みんな気づいてなさすぎる。」という序論に対して、「幸福度を高めるのはお金ではなく、むしろ時間のほう。」という結論は、意味合いとして十分に噛み合っているので、ここは問題ないと判断しました。むしろ再考すべきなのは、その結論を補完するための本論の説得力と整合性です。

 

・お金は増やせるけど、時間は減るばかり

・時間があれば好きなことに集中できる

・時間はお金で買える(移動は電車ではなくタクシーで、事務処理作業は外注に回す)

 

 まず、二番目にある「・時間があれば好きなことに集中できる」に違和感を覚えるので、ここから見直していきます。「時間があれば」とありますが、時間は決して無いわけではありませんよね。無いのは時間ではなく、「時間の余裕」だと思います。そして、幸福度を高めるのは好きなことに「集中」できるからというよりは、好きなことに「専念」できるとしたほうがわかりやすいです。ですから、私なら二番目の文は、さらにこう書き換えます。

 

「・時間に余裕があれば好きなことに専念できる」

 

 次に気になるのが、三番目の文章で、時間とお金の上下関係を一気に対等の関係に戻してしまっていること。「時間はお金で買える」のなら、やっぱりお金も同じぐらい大事ということになりますよね? ただ、いくらお金があっても1日を25時間や30時間に増やすことは不可能です。であれば、どう考えればよいのでしょうか? お金で買えるのは、本当に「時間」そのものなのかどうかを考えてみると、答えは案外簡単に見つかります。

 先ほど、二番目の文章を「時間があれば」から「時間に余裕があれば」としましたが、ここでも同じことが言えるのです。お金で買えるのは「時間」そのものではなく、「時間の余裕」だと考えるとスッキリすると思いませんか? お金をかけることで、時間は増やせないけど、時間の節約は出来るということですね。三番目の文はこう書き換えましょう。

 

「・時間の余裕はお金で買える(移動は電車ではなくタクシーで、事務処理作業は外注に回す)」

 

 ここで原文の最終型を確認してみましょう。

 

時間はお金より大切だということに、みんな気づいてなさすぎる。

 ・お金は増やせるけど、時間は減るばかり

・時間に余裕があれば好きなことに専念できる

・時間の余裕はお金で買える(移動は電車ではなくタクシーで、事務処理作業は外注に回す)

 幸福度を高めるのはお金ではなく、むしろ時間のほう。

 

 ここから先は好みの問題もありますが、本論の二番目と三番目を入れ替える手もあります。

 

時間はお金より大切だということに、みんな気づいてなさすぎる。

 ・お金は増やせるけど、時間は減るばかり

・時間はお金で買えないが、時間の余裕はお金で買える(タクシーを使ったり、仕事を外注したり)

・時間に余裕ができれば好きなことに専念できる

 幸福度を高めるのはお金ではなく、むしろ時間のほう。

 

これを最終的にtwitterの制限文字数の140字以内に納めるとこうなります。

 

時間はお金より大切だということに、みんな気づいてなさすぎる。

 ・お金は増やせるけど、時間は減るばかり

・時間はお金で買えないが、時間の余裕はお金で買える

 (タクシーを使う、仕事を外注する)

・時間に余裕があれば好きなことに専念できる

 幸福度を高めるのはお金ではなく時間のほう。

 

 ふぅ〜、酔った頭で考えたわりには、なんとか形になったかもね(明日以降、激しく書き直ししますが、とりあえず今日はこんなん出ました〜!)。