どうもー! ワケあって、今週はキッチンドランカーを封印中の大塚です。
さて、はま寿司さんからまたもや添削のご依頼をいただいちゃったんで、本当はやる気なかったんですが、やることにしてみました。なにせ、酒の飲めない夜は暇で仕方ないんですよねぇ〜。
否定意見を言う人が否定意見たくさん並べて、そう言うことをしない人は単にそれに対して言及しないだけなんですが、それで共感者あつまってるー!とか錯覚しちゃう人が多い印象ですね。 https://t.co/mJMIzxjAXt
— キック@25歳パパブロガー (@kikumer) 2018年11月27日
これが今回の課題ということですが、ツイート主のキックさんといえば、昨晩「句読点のコンサルしましょうか?」って言って軽くキレられたんだっけ? まあ、細かいことは気にせずやっていきましょう。
ちなみに、上のツイートをする前には、キック氏はこんなことも言っておりました。ここから読み解いていくほうがわかりやすいでしょうね。
誰かを叩く発言すると必ず共感者が湧いてきて「あ、僕の発言は間違ってなかった!」とか思っちゃってる感じの人多いけど、やってることいじめっ子となんも変わらんw 余裕で低レベルすぎて笑えますね。
— キック@25歳パパブロガー (@kikumer) 2018年11月27日
私に弄られたせいではないと信じたいのですが、この日のキックさん、少しご機嫌ナナメのご様子です。
まあ、つまり「共感をいくら多く集めたところで、他者へのバッシングは正義でもなんでもなく、ただの虐めに過ぎない」と言いたいのでしょうかね。こんなシンプルな文章をどうしてこんなに複雑怪奇にしてしまうのでしょう。余裕で低レベルすぎて笑えますね(←すみません、これが言いたかっただけです)。
発言内容の是非はここでは語ることは避けて、課題のツイートの添削を進めましょう。まず最初の「否定意見を言う人が否定意見たくさん並べて、」から読み解きます。まあ、これはシンプルに「アンチが否定意見を並べ立てて、」ということでよろしいかと思います。短い文の中に「否定意見」という語が二度も出てくるのは鬱陶しいですよね。
次の「そう言うことをしない人は単にそれに対して言及しないだけなんですが、」が、このツイートの謎を解く鍵になる部分です。「そう言うこと」とは「否定意見を言うこと」なので、「そう言うことをしない人」とは具体的には「否定意見を言わない人」となります。
先ほど「否定意見を言う人」を「アンチ」と置き換えましたので、「否定意見を言わない人」は「界隈」になるわけですが、彼らが自分たちを指して「界隈」とは言わないでしょう(最近、言ってる人もチラホラ見かけますが)。まあ、ここは「僕たち」とでもしておきましょうか。つまり、元の文章は「僕たちは単にそれに対して言及しないだけなんですが」となります。
では、今度は「それに対して」の「それ」が何かを考えてみます。ここで語られているのは、アンチによる否定意見ですので、そのものズバリ「アンチによる否定意見」あるいは「アンチの言い分」ということになるのでしょう。「僕たちは単にアンチの言い分に対して言及しないだけなんですが」と、元の文章はさらにこう変わります。
最後の「それで共感者あつまってるー!とか錯覚しちゃう人が多い印象ですね。」も難解な文章ですが、このパートだけで考えるとさほど難しい文章でもありません。ただ「それで」の「それ」が何かが掴みづらいので、読む側が困惑してしまうのでしょう。
この「それ」は、ツイート全体から読み取ったほうがわかりやすそうなので、一旦、書き直したそれぞれの一文をつなげてみたいと思います。
アンチが否定意見を並べ立てて、
僕たちは単にそれに対して言及しないだけなんですが
それで共感者あつまってるー!とか錯覚しちゃう人が多い印象ですね。
ここで「誰かを叩く発言すると必ず共感者が湧いてきて「あ、僕の発言は間違ってなかった!」とか思っちゃってる感じの人多いけど」のツイートが参考になります。キック氏が一連のツイートで批判したいのは、「否定意見を並べ立てるアンチの姿勢」ではなく、あくまで「共感を集めたアンチの勘違い」だということがわかりますね。
ですから、課題となるツイートを単独でも理解しやすいようにするには、そこを補足する必要があります。
その他にも「共感」をツイッターらしく「いいね」としてみたり、細部にも少し手を加えると、こんな感じに落ち着くのではないでしょうか?
僕たちフリーランスを批判するツイートに「いいね」が集まったからって、「俺は正しい!」と胸を張るアンチがいるけど、僕たちがいちいちアンチに反論しないから共感が目立つだけで、それって単なる錯覚でしかないんですよね。
さんざん手間暇かけて、こんな野暮なツイートが出来上がりましたとさ。お母さんは哀しいっ!