警察に通報とか色々言ってましたが、東京の方ですか?

タイトルに深い意味はありません、コロコロ変わるはずでしたが、もはやずっとこのまんまかも。

手遅れなのは親知らずのことなのか、それとも己の文才のなさのことなのか……

f:id:boy2005:20180531011520j:plain

 最近、めっきり断食にハマってしまった大塚です(相変わらずの嘘)。さて、私が何度声を大にして叫んでみても、ブロガー諸氏の文章力は一向にアップする気配がありません。そんな中、あのソ与氏が一日に記事を2本もアップするという暴挙に出ました。親知らずを2本抜いたという体験記なのですが、これがまた珠玉のハイコンテクスト文学でございましてね。さっそく、私が解説を交えつつ紹介してみるわけです。さすがに1日で2本は添削できないので、まずは1本めから参ります〜。

 

どうも、○○です!

親知らずの1本目(右上)を抜歯した体験をここにまとめました。

1本目の親知らずを抜歯したのは1年前で、あれから1年が経ちます。

この記事を書く前に2本目の親知らずを抜歯したことをきっかけに、初めての親知らずを抜歯した内容を思い出したので、1本目の親知らずを抜歯した内容をここにまとめることにしました。

今回は親知らずの抜歯で酷い目にあったのでそれを記事化したものです。

 

 冒頭の挨拶を「どうも、○○です!」とコンパクトにまとめたまでは良かったと思います。しかし、それ以降がグダグダにもほどがありすぎる状態でして……(涙)。「親知らずを2本抜いた体験を記事にしようと思った」という、ただそれだけの事をどうしてここまで複雑に出来るのでしょう。あと、「記事化」って何よ。何でもかんでも「化」をつければ、カッコ良くなると思ったら大間違いだゾ。

 

 どうも、大塚です! 実はこの1年のうちに、歯を2本も抜くはめになりました。痛い思いをしただけでは悔し過ぎるので、せっかくの体験をネタに記事をまとめてみました。今回は、1年前に味わった最初の抜歯体験からーー。

 

 冒頭はこれでぐらいのアッサリ加減でいいと思うんですよね。最初に抜いた親知らずが右上の歯だったなんてことは、本編に入ってからいくらでも説明できるし、そもそも絶対に必要な情報でもありませんし。記事を書こうと思った動機も、2本めを抜いたときに1本めを抜いたことを思い出したとか、それって読者に必要な情報なんですかね。そんな他愛もないことのために、文章の読み味を損ねるのは本末転倒だとしか思えません。

 

■歯医者に行くきっかけ

1本目の親知らずを抜歯する前に、歯痛と頭痛があまりにも酷い時間が2~3日以上続いたので、流石に歯医者に行ったほうが良いと思い診断してもらうことに。

実はこの時点ですでに手遅れ。

それと同時に、自分の健康意識が高まるきっかけが初めての親知らずの抜歯でもあったので、結果的に親知らずに感謝したいと今は思う。

正直、歯医者って苦手で、行くのがめんどくさいんですよね・・・

 

 プロブロガーは、このように小見出しをつけて、記事を小分けする手法をよく用います。その手法自体は否定はしませんが、であれば、パラグラフの内容は小見出しにリンクさせなければいけません。「歯医者に行くきっかけ」という小見出しに対して、「正直、歯医者って苦手で、行くのがめんどくさいんですよね・・・」というまとめ方が、リンクしていると言えるのでしょうか? また、小見出しを付けるのであれば、もっとキャッチーな文言でなければ意味がありません。

 

■気づいた時にはもう手遅れ!?

 自分にとって歯医者は、怖いし、面倒臭そうだし、とにかくネガティブなイメージしかない場所でした。ところがある時期に、我慢できない歯痛が2~3日も続いて、さすがに歯医者に行かざるを得なくなってしまいました。自業自得ではありますけど、その時点ではもう手遅れといって良いほどの酷い状況だったのです。

 今回の抜歯をきっかけに、自分は虫歯予防を強く意識するようになりましたが、みなさんには手遅れにならないように、年に1度は歯科検診をすることをお勧めします。この後に続く、自分の地獄の体験記を読んでもらえば、少しは理解してもらえるのではないでしょうか。

 

 記事全体には当然のごとく、一つのテーマがあり、各パラグラフはそれに沿って書かれるわけですが、パラグラフ毎にも役割やメッセージがあってしかるべきです。上記の書き直しでは、この先の展開に興味を持ってもらうという書き出しのメインミッションの他に、読者に虫歯予防の意識を喚起させることも意識してみました。

 

■診断結果

実際に歯の状態をレントゲンで診てもらった結果、親知らずがあることが判明。

親知らずを含め、3本虫歯がありました…

親知らずの虫歯が隣の奥歯に移ってしまったことが原因だったらしい。

 

虫歯だけなら治療すれば良いものの、レントゲンで確認してみたら虫歯が神経にまで達していた。

医者によると、神経を取り除かなければいけないらしい…

言われたときは正直ショックだったし、現実を受け入れることができなかった。

神経を抜いた歯は割れやすく、非常に脆いそうだ。

このときに初めて予防を意識するようになり、予防に繋がることに対して積極的に取り組むきっかけになった。

 

 冒頭の「親知らず」の重複が鬱陶しいのに代表されるように、非常に無駄の多い贅肉質な文章ですね。このパラグラフでは、とにかく歯の状態が酷い有様だったということを強調し、読者にさらなる興味を持たせることに注力すべきでしょう。

 

■衝撃の診断結果

 歯医者でレントゲンを撮ってもらった結果、なんと親知らずがあることが判明しました。その他に虫歯も3本も見つかりました……。自分が呑気にかまえているうちに、親知らずの虫歯が周囲の歯にも広がっていたというのです。単なる虫歯なら簡単な処置でやりすごせるのでしょうが、虫歯は奥深くにまで達していて、もはや神経を取り除かなければいけないほどの重症だったのです。そのことを告げられたときは、正直ショックでした。大げさかも知れませんけど、現実を受け入れることができませんでしたね。

 

 他人の不幸は蜜の味、ではないですが、ここはひたすらに惨めな自分を強調することで、読者のゲスな好奇心を掻き立てることが肝要です。これをきっかけに虫歯予防に積極的に取り組むようになった、などという結論とも言える表現を出すのは、まだまだ早漏が過ぎると言うもの。あ、別にソ与氏が早漏だとは申しておりません……。

 

■初めての抜歯

初めての抜歯で自分にとって未知のことだったので、緊張したのを今でも覚えている。

実際に抜歯をすると、麻酔をしていても力づくで歯を抜かれるのは正直痛かった…

でも、虫歯で悩まされるのは嫌なので我慢。

抜歯が終わると、出血がとにかく酷い・・・

抜歯が終わって安心したと思いきや、抜歯当日は思うようにご飯が食べられない。

これがとにかく辛いし、数日まともにご飯が食べられないのは仕方ないと割り切ることに。 

ご飯が数日食べられないのはマシだが、虫歯で歯医者に通院しなければならないことがめっちゃめんどくさかった。

虫歯の治療にかかったのは約1ヶ月。

親知らずを含め3本の虫歯の治療が終えて、歯がいかに大切であるかを学んだ。

 

 最後の段落には、まとめと同時にオチの要素も求められます。ここでは「歯がいかに大切であるかを学んだ」とまとめていますが、その直前に「虫歯で歯医者に通院しなければならないことがめっちゃめんどくさかった」とあって、説得力は限りなくゼロに近い状態ですね。であれば、そんな自分のダメさをネタにするのも一つの方法ではないでしょうか。

 

■初めての抜歯を振り返り

 歯を抜くというのは実は初めての体験だったので、今でも緊張したのを覚えています。いくら麻酔をしていても、力づくで歯を抜かれるのは痛かったですよぉ……(涙)。でも、虫歯でずっと悩まされることを思えば、一瞬の我慢ですみますけどね。

 治療が終わった後は少し安心したのですが、実はそれから数日間は、思うように食事が出来ませんでした。食べられないわけではないのですけど、抜いた歯の反対側の顎だけで食べ物を噛まないといけないのです。これはかなり面倒臭かったですね。

 ただ、それ以上に面倒だったのは、親知らず以外の3本の虫歯のために、引き続き歯医者に1ヵ月も通わなければいけなかったことですね。これは本当に面倒臭かったなぁ~……って、なんか自分って今でも反省してないんですかね? みなさんは、そんなことのないように気をつけてください!

 

 抜歯の苦しさと、その後の煩わしさを語ることで、読者の虫歯予防の意識を高めつつ、自分のダメさ加減で落とすというのが、本稿のベストシナリオだったと思うのですが、はたしてみなさんはどう思われるでしょうか?(ただ、添削はしてみたものの、各パラグラフを繋げてみると、まだまだ改善の余地はありそうなんですが……)

 

(さらに酷い後半に続く、はず)