警察に通報とか色々言ってましたが、東京の方ですか?

タイトルに深い意味はありません、コロコロ変わるはずでしたが、もはやずっとこのまんまかも。

プロブロガーの思わせぶりなツイートに心揺さぶられ……

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 実は、日大アメフト部OBの大塚です(嘘)。最近、twitterを眺めていると、プロブロガー界隈の日本語の乱れが気になります。いや、日本語の乱れというよりは国語力の無さ、と言ったほうが適切かも知れません。

 先週末、別荘で優雅に休日を楽しんでいた私は、某人気ブロガーのとあるツイートをタイムライン上に発見し、今や幻となりつつある貴重なサントリー響17年を吹きました(慟哭)。

 

人から借りたり貰った本や、共用で見れる本は絶対読まない。本は自分のお金で買ったものを読む。

あんな分厚くて情報探しにくいもの、無料でも読みたくないな。時間かかるし。そして多くの人は読んでもほとんど記憶に残ってない。

タダより高いものはないですよ。

 

 これがそのツイート。念のために断っておきますが、タイムラインで発見したからといって、別にこの発言の主をフォローしているわけではありません。何人かのフォロワーさんが「意味がわからない」と、引用RTで晒し…いや、紹介されていたのを見て知ったのです。

 私にはさっぱり理解できないこの謎ツイートですが、このツイートに「いいね」をしてるバカ…いや人は、確認した時点でなんと86名もいるのです。悔しい、悔しすぎる、悔しすぎてブロガー絶対殺すマンなのに、ブログを書きたくなってしまった…という次第です

 ふぅ~、スッキリした……って、これでまとめてしまうと、ソ与氏ばりに味のない記事で終わってしまうな。なんとかして、私もこの発言の真意を汲み取って、87人目の「いいね」をしたいと思います。それでは~、レッツ・トライ♪

 まずは、この発言を全体で理解しようとするのでなく、パラグラフごとに理解してみようと思います。難解な文章も、パラグラフやセンテンス単位で読めば、そこまで難解ではなかったりしますからね。

人から借りたり貰った本や、共用で見れる本は絶対読まない。本は自分のお金で買ったものを読む。

 この程度の短文でも、言いたいことは山ほどありますが、そこはグッと堪えて解釈に努めると、シンプルに「本は無料では読まない。本はお金を払って読む」と読めました。無料の本を細かく定義付けしようとしたがために、頭でっかちの読みづらい文章になったと言えますね。あれ~、発言の主ってば、「素人ほど引くべし」って言ってませんでしたっけ?

あんな分厚くて情報探しにくいもの、無料でも読みたくないな。時間かかるし。そして多くの人は読んでもほとんど記憶に残ってない。

 思わず「お前のツイートのことを言ってんのか?」と突っ込みたくもなりますが、グッと堪えて解釈に努めます(ハァハァ…)。まあ、「本なんて分厚くて読むのに時間かかるから、無料でも読みたくない。読んだところで内容が頭に残らないことが大半だし」とでも読めばいいのでしょうか? 「無料でも読みたくない」と、前段の「本はお金を払って読む」との整合性の無さが早くも露呈してしまいましたが、無視して次のパラグラフに進みます。

タダより高いものはないですよ。

 これはまあ、このまま素直に解釈すれば良いでしょうね。「無料のもので満足していると、結果的には高くつく」ということでしょう。では、私なりの解釈で3つのパラグラフを繋げてみると、どうなるでしょうか。普通ならこれで正しい意味が理解できるはずなのですが……。

 

本は無料では読まない。本はお金を払って読む。

本なんて分厚くて読むのに時間かかるから、無料でも読みたくもない。読んだところで内容が頭に残らないことが大半だし。

無料のもので満足していると、結果的には高くつくよ。

 

 うーん、これでもワカンネー! ただ、なぜこの発言が理解しづらいのか、その理由はなんとなく見えてきたような気がします。先ほども触れましたが、「本はお金を払って読む」人が、どうして「本は無料でも読みたくない」のか。ここを整理できれば、発言者の真意にたどり着けるのではないでしょうか。

 本は無料では読まない。本はお金を払って読む。という一文は、この部分だけで読めば「本は著者のためにも、お金を払って読みたい」と解釈できますが、発言者は本に対して愛情が無いことは、後段の本なんて分厚くて読むのに時間かかるから、無料でも読みたくもない。読んだところで内容が頭に残らないことが大半だしの部分で明らかです。つまり「俺は、お金を払う価値のある本だけしか読まないヨ!」と解釈するのが正しいのでしょう。そうすれば、後段との整合性も見事に取れますし。

 

俺はよぉ、金を払ってでも読みたい本しか読まねぇヨ。

分厚くて読むのに時間かかるしぃ~、そもそも本は読みたくないしぃ~。無料だからって読んでみても、役に立たないことがほとんど。はっきり言って時間の無駄。

タダより高いものはないって話よ。

 

 うーん、なんか感じ悪いですね(私が恣意的にそう仕向けてる説もありますが)。これに「いいね」が86個も付くとか考えづらい。もう少し好感度を加えるために、解釈を微修正する必要がありそうです。

 そこでもう一度、出発点の本は無料では読まない。本はお金を払って読む。に立ち返ってみようと思います。この一文は、先ほどの解釈である「俺は、お金を払う価値のある本だけしか読まないヨ!」とは別に、「お金を払わないと真剣に読書はできない」という解釈もできると閃いたからです。お金を払ったんだから、絶対に損したくないという気持ちが、モチベーションになるという理屈。その解釈を当てはめると、元のツイートはこのように解釈できました。

 

お金を払う価値のある本だけを本気で読むべきだ。

読書なんてのは、そもそも手間も時間もかかる面倒な作業。タダだからって、軽いノリで本に手を伸ばしても、どうせ真剣に読まないから、頭には何も残らない。結局は時間の無駄に終わるだけ。

タダより高いものはないって、こういうことですよ。

 

 こうしてみると、なかなか良いこと言ってるんじゃないの? と思えるから、日本語はやはり正しく使いたいものです。発言の主も、これからはツイートする時には、1回1000円ぐらいを誰かに払うと、本気の良質なツイートができるかも知れないですね。文章の足し算とか引き算とかって、借り物の理屈振りかざすだけでは、他人に刺さる言葉は創れませんぜ。では、最後にこの言葉でまとめさせていただきます。

  プロになりきれよ、遊びじゃないんだ!