ということで、ミヤハヤ画伯のブロック祭りでもちきりのアンチ界隈ですが、みなさんはもうブロックされましたか? 当然、被ブロック済みの大塚でございますよ。
さて、そんな画伯のことは置いといてぇ〜、今夜も投票企画失敗のペナルティ記事を書かせていただくとしますよ。
日本語原理主義者としてのこれまでとこれから
— りす (@morino_squirrel) August 22, 2019
・大塚先生の文章力はどのようにして身についたのか
・元々作文や国語は得意だった?
・最近の日本語の乱れについて思うこと
等など
ということで、りす(@morino_squirrel)さんから、お固めなお題を頂戴してしまいましたよ! こっちとしては、脂ぎったオッサン連中から「お気に入りのAV女優は?」とかって下ネタ系のお題ばっか来ると思って、最新AV女優事情をググったりしながら身構えてたんですが、明後日の方向から槍が飛んできたって感じ……。
それはそうと、私ってばどうしてこんなに日本語表記にうるさいんでしょうね? そのルーツを紐解いていくとたどり着くのが、冒頭の『はじめの一歩』の名シーン、名セリフなのであります。
鴨川会長が一歩を奮い立たせるべくかけた言葉なのですが、私はこのコマを見た瞬間、凍りつきました。「ちょっと待て、せっかくの感動を返してくれ」って感じで。
会長がのセリフの趣旨は、「努力すれば成功が約束されるわけではないが、成功した人はすべて努力している」というもの。私がここで言いたのは「すべからくって、すべてって意味じゃないですよね」ということです。
すべからく【須く】( 副 )
〔漢文訓読に由来する語。「すべくあらく(すべきであることの意)」の約。下に「べし」が来ることが多い〕
ぜひともしなければならないという意を表す。当然。 「学生は-勉強すべし」 〔古くは「すべからくは」の形でも用いられた。近年「参加ランナーはすべからく完走した」などと、「すべて」の意で用いる場合があるが、誤り〕
辞書で調べると、「すべからく」とは、「すべて」ではなく「すべきである」の意って書いてあるでしょ? まあ、ご丁寧に「近年は誤用が多い」ってことまで書いてあるので、会長も間違った意味で使っちゃったっていう言い訳も成り立つけれど…
でもさ、鴨川会長って戦前生まれって設定だよね?
さすがに、その時代に生きた人にゆとり世代顔負けの日本語を語らせたらイカンと思うのよね…。と思ったら、アニメ版ではしっかり「皆すべて努力しておる」と修正されてたようでホッとひと安心。
しかし、この誤用は近年はかなり定着してきているようです。平成22年に文化庁が行った調査では、「すべからく」を正しい意味で認識している人は41.2%、「すべて」の意味で認識してる人が38.5%という結果も出ています。
もしかすると、今では正誤の割合が逆転していてもおかしくないですね。うーん、もしやこの鴨川会長の発言が、誤用に拍車をかけたのだとしたら…って、アレなんの話をする予定でしたっけ?
日本語原理主義者としてのこれまでとこれから
— りす (@morino_squirrel) August 22, 2019
・大塚先生の文章力はどのようにして身についたのか
・元々作文や国語は得意だった?
・最近の日本語の乱れについて思うこと
等など
ああ、これでしたね、これ。では、最初の質問から一つずつ答えていくとしますかね。文章力については、やはり「文章を数多く書くこと」に尽きますよね。ただ、書いたらそれで終わりにするのではなく、必ず「推敲」を行うように意識しています(ちなみにこのブロクの記事も暇があったらリライトを何度もしています)。
そういう意味では、文章力を身につけるのは「文章を書いては直す」の繰り返しが一番なのではないかと思いますね(とはいえ、私の文章力など人並み程度ではありますが)。後は読書をすることで多くの優れた文章に触れ、語彙や表現の引き出しの数を増やすことも大事でしょうね。
作文や国語に関しては、わりに幼い頃から得意だったとは思います。逆に根っからの文系人間なので、数学や理科は苦手でした。あとは、日本語が好き過ぎるあまり英語も苦手だったりします。
日本語の乱れに関しては、「言葉は生き物」というスタンスなので、実は許容派だったりします。古来よりの日本語を大切にするのであれば、今でも「いとをかし」とか「あはれなり」とか言わなきゃ筋が通りませんからね。
ただし、乱れるにしても「元の意味を把握している」ことは重要なのかな、と。ベースとなる基礎知識がしっかりしているからこそ、今の時代に応じた正しい方向に日本語を導ける資格が得られると思っていますのでね。
ということで、面白くもなんともない記事になってしまいましたは、責任はすべてりすさんにあるので、クレームの類はぜひりすさんまでお願いいたします。